オープンスペース街・日誌

2003年3月G

3月Fへ 3月Hへ

3月27日(木) 「街」日誌
 熟年コンビ  店頭販売 夕食は肉野菜炒め
夕食後、ハネやんが買ってきたジャンベ3号で練習

 京都の「ACT AND UNITE TO STOP THE WAR!」
 A&Uのビデオを見て、負けてられないぞ (^o^)丿と
 みんな更にやる気が出ました。

 3月の土曜日は、ヨコスカから始まり、
すべて集会・デモに参加してきた。ダブル・ブツキングで
東京の西から東まで走り回ってきた。

 でも、今度の3・29は
 1、春闘集会
 2、住基ネット反対集会
 3、渋谷ピースウォーク

 の恐怖のトリプル・ブッキング。
  練習あるのみだ。

本会議延期、派兵同意案処理4月2日に延期

学生による派兵阻止 国会議事堂進入闘争 [ リアルプレーヤー ] 学生達派兵阻止国会議事堂進入闘争 [ Windowsメディア
国会25日本会議延期、派兵同意案4月2日に処理
学生30人が派兵反対を要求して国会本会議場進入、警察に連行
タクシー労働者、国会を取り囲んで派兵反対の警笛デモ
25日昼12時現在、国会前派兵反対徹夜座り込み参加者が傍聴を要求して警察と対峙予備兵役拒否者2人、派兵反対を要求して漢江大橋高空座り込み          チャムセサンニュース

 LaborNet Japanより転載
25日、国会進入を遮る機動隊のバスに上がった労働者が「派兵反対」を叫ぶ

[10信:25日午後5時]国会は、派兵同意案を4月2日に処理することに決定した。これに伴い、この日、派兵阻止闘争を行った参加者600人は勝利決意大会を行い、今後の闘争を決意している。

参加者は国会前徹夜座り込みを4月1日から再開することに決定し、「これから一週間、死力を尽くして反戦、派兵反対闘争を行う」と確認しあった。

[9信:25日午後4時40分]国会本会議延期のニュースが伝えられたが、相変らず国会前の派兵反対闘争隊伍は維持されている。本会議延期について「両党が総務会談を行い、 4月初めに盧武鉉大統領の国会国政演説の後に処理することに合意した」という情報もあるが、「6時頃に国会本会議を奇襲的に始め、派兵同意案を処理する可能性もある」と判断、派兵阻止闘争参加者600人あまりが国会前で警察と対立している。

国会正門前で派兵反対決意大会を行っていた参加者300人あまりが警察に囲まれ、警察はトイレに行かせろという集会参加者に暴行を加えて1人が歯が折れる等、参加者の多数に負傷が続出していると知らされた。これに対し、集会参加者はトイレの出入の保証などを要求して警察と対峙、以後7時のキャンドルデモも国会正門前で進められる予定だ。全国民衆連帯は、「国会で派兵同意案は議決しないというニュースが聞こえてくるまで、ここで徹夜座り込みを行う予定」とし「今すぐ国会前に駆けつけてくれ」と要請した。

この日の午前11時30分、警察は国会傍聴を要求する人々を機動隊バスで防ぎ、道の反対側に引出した

これに先だち、午後3時頃には参与連帯、環境運動連合などの市民社会団体代表が国会本会議を傍聴しようとしたが傍聴券の発付を拒否され、これに抗議したところ、逆に警察に連行されて清涼里、永登浦などの警察署に移送されるということもあった。彼らは午後2時30分頃、国会本庁の民願室を訪ねて傍聴しようとしたが、環境連合のチェヨル代表、平和を作る女性の会のイギムヒョンスク常任代表など、 30人あまりが強制的に永登浦署に連行され、そのあと清涼里警察署に移送された。この過程で青年団体協議会の幹事1人が負傷しと伝えられた。彼らは「国民の基本権利である国会傍聴まで、与野国会議員が結託して妨害している」と強く反発した。

[8信:25日午後4時10分]4時10分頃、国会インターネットの議事中継放送で、「今日は本会議は開かれず、今後、本会議日程が決定され次第、公示する」と 25日の国会本会議が延期されたことを発表した。この放送では、延期の理由や今後の日程は明らかにされなかったが、荒々しい反戦世論に押されて本会議の日程を延期したものと分析される。

本会議場に進入した警察に連行される学生が
"Stop the War"を叫んでいる

国会本会議場に進入した学生達が警察の連行に抵抗している

[7信:25日昼2時30分]国会本会議場ロビーに進入した学生達は、現在警察に強制連行されており、これにより2時に始まる予定だった国会本会議はまだ開始できずにいる。また、国会周辺にはタクシー連盟の労働者が国会を取り囲んで警笛デモを行っている。

女子中学生汎対委のキムジョンイル執行委員長は、「30人が国会図書館右手の正門から本館ロビーに入った」とし、「青年学生達はたいへんな決意に満ちている。派兵同意案の国会本会議上程阻止を目標に進入した。学生達が5分という短時間で進入したので、警察は防げなかった」と状況を伝えた。キムジョンイル執行委員長はまた、「市民社会団体の代表は、国会議長抗議面談のために国会に入った」とし、「国会の内外で熱く闘争していて、今や国会と私たちの間で戦争か平和かを決める闘争が始まった」と明らかにした。キムジョンイル執行委員長はまた「国会議員は派兵案上程をかなり負担に感じている」と国会の雰囲気を伝えた。

一方、漢江大橋で派兵反対を要求して座り込みを行っているヒョンジョン、ウングク氏は警察が垂幕を切り、はしご車で連行を試みたが、橋の高い所に上がって抵抗、結局2時頃、警察に連行された。

[6信:25日昼2時20分]2時頃、国会本会議への派兵同意案阻止のための決意大会を行っている途中、数人の労働者が国会への道を塞いでいる警察バスのうち、国会から最もよく見える位置にある警察バスに上がり、「イラク民衆を殺戮する汚い戦争に派兵とはどういうことだ、米国は民間人の屠殺を中断して、盧武鉉政府は派兵計画撤回しろ」と書かれたプラカードを掲げた。警察が即刻バスに上がってプラカードを奪い取ろうとしたが、下にいた人々も一斉にバスに上がり、現在、警察バス2台の上で40人あまりの人々がプラカード、ピケなどを持って通過するバス、乗用車の市民に「派兵反対」を大声で叫んでいる。

一方、決意大会の司会者は、「青年学生達が国会本会議を阻止するために今、国会に進入した」と明らかにし、全国学生会協議会(以下全学協)は2時15分頃、「90人あまりの同志が国会本会議場に進入して警察の無差別な連行が始まっている」と明らかにした。

[5信:25日昼1時30分]歌手のユンドヒョン氏が "Stop the War"と書かれたTシャツを着て国会前で一人デモを行った。一人デモは初めてというユンドヒョン氏は、「戦争反対の意思を知らせるために一人デモに出てきた」と語り、詩人の朴チャン氏がその後に続いて一人デモを行っている。



警察がバスで二重にバリケードを張った国会正門前には、ハンサンヨル牧師が23日から落髪ハンスト徹夜座り込みを行っていて、白血病患友会の金尚徳事務局長が保健医療団体連合の戦争反対記者会見を終え、午前10時から警察バスの前で派兵方針に抗議して共にデモを行っている。

金尚徳事務局長は、「からだ中の癌細胞が人間を威嚇するように、ブッシュも人類の癌細胞だ」「もうひとつの癌細胞を作る戦争に反対し、金より生命が、石油より生命がさらに重要だ」と語った。

現在、国会前に集まっている200人ほどの人々は、引き続き自由発言を行い、放送車を利用して「2時から国会で派兵同意案が論議されるはずなので、この事実を聞いた市民は全員国会前に集まってくれ」と訴えている。国会前闘争のニュースを伝え聞いたりこの光景を見ていた人々が続々と集まっており、韓国カトリック女子修道会チャンサン連合会から来た修道女が「戦争反対、派兵反対、私たちの子供を殺すな」と書かれた黄色い風船を人々に配っている。

[4信:25日昼12時30分]警察は国会へ向かおうとする労働者、市民、学生を警察バスで遮断した。盧武鉉政府は、派兵反対の声を押さえるために国会前を警察バスで全面遮断し、汝矣島の国民銀行前から汝矣島公園に行く道も警察バスが列になって駐車している。通りかかる市民には、歩道からは何が行われるのか全くわからない状況だ。

カトリック正義具現司祭団のムンジョンヒョン神父は「参与政府という盧武鉉政府のこの姿は、軍事独裁の時と何が違うのか」と強く批判し、「国民の口を塞ぎ、市民団体の声も全く聞かずに国会で派兵同意案を通過させようとする姿は、軍事独裁時とそっくりだ」と語った。ムン神父はまた、「いっそ派兵を望む人々の自制をイラクに送れ」「今日、派兵同意案が通過したとしても、引続き戦争参加を防いで戦う」と語った。

一方この日の午前11時頃、良心的予備兵役拒否者のウングク、ヒョンジョン氏は、「No Bloody War! 虐殺反対! 派兵反対!」というプラカードを掲げてイラク戦争に反対する漢江大橋高空座り込みに突入した。去る2002年10月、「反戦平和の信念による予備兵役拒否宣言」をした彼らは、「イラクの民間人が犠牲になることを『副次的な被害』だと説明する米国を見て、われわれは憤怒を禁じ得ない。この戦争はもう一つの戦争を呼び起こすだろう」「われわれは虐殺に賛同する国家の国民になりたくないし、虐殺を通して得られる少数の持てる者のためだけの『国益』も拒否する」と語った。

警察は、はしご車などを動員して彼らを漢江大橋から下ろそうとしたが失敗、救命ボ―ト、マットなどを設置してまた漢江大橋から下ろそうとしている。

派兵反対決意大会を行う人々を強制的に引き出している警察

[3信:25日昼12時]国会前派兵反対徹夜座り込み参加者、傍聴を要求して警察と対峙

派兵同意案阻止のために23日から国会前で徹夜座り込みを行っている民主労総と市民団体の代表者が25日の午前11時30分頃、国会傍聴のために国会内に入ろうとしたが警察に遮られ、労働者、市民、学生など200人ほどが国会傍聴を要求して警察と対立中だ。

この日の派兵同意案阻止決意大会を終えた直後、各団体代表者の国会傍聴が拒否されると、決意大会参加者が次第に国会正門前に集まって、「戦争反対、派兵反対」と書かれた大型プラカードを掲げ、国会正門のまん前でスローガンを叫び始めた。「国会傍聴を願う」と叫んで参加者がシュプレヒコールを叫び続けていると、突然警察兵力が投入され、一人ずつごぼう抜きを始めた。これに対して人々は全員スクラムを組んでその場に横になって抵抗した。警察は一人ずつ人々を引出し始めたが、連れ出された人々はまた続々とその場に帰ってきたため、警察は人々を国会前の道に追い出して警察バス数十台を動員し、国会正門前を全面遮断してしまった。

現在、さらに多くの人々が国会前に集まっていて、派兵反対を叫ぶ200人あまりは国会前の道路の反対側から傍聴を要求して警察と対立中だ。また、この過程で労働者と思われる人ひとりが失神し倒れ、警察が引出す過程で人々が激烈に抵抗し、負傷した人々もかなりいたもようである。

一方、女子中学生汎対委のキムジョンイル執行委員長は24日、「派兵に反対する国会議員は70人あまりに増え、 2時から反対発言を続けて臨時国会を遅延させようとしている」と明らかにした。

これまでの経過 http://cast.jinbo.net/news/show.php?docnbr=27935

「Peace Choice−平和のための選択」ピースチョイス情報(5)
「Peace Choice−平和のための選択」
ピースチョイス情報(5)

★イラク戦争に抗議、独などで米国製品の不買運動広がる
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030326-00000041-reu-int

[ベルリン 25日 ロイター]
ドイツのレストランでは、米軍の対イラク戦争に抗議するため、コカ・コーラやバド
ワイザーなどの米国製品をメニューから外したり、クレジットカードのアメリカン・
エキスプレス(アメックス)使用を中止するなどの動きが急速に広がっている。

ハンブルク、ベルリン、ミュンヘン、ボンなどの都市では、数十軒のバーやレストラ
ンで、政治情勢のためコカ・コーラの販売を中止しているとウエーターが客に断って
いる。

こうした米国製品の不買運動は世界的なもので、http://www.consumers-against-war.de/
http://www.adbusters.org/ といったサイトでも、米国製品のボイコットを呼びかけている。

消費者の怒りは激しさを増しているようで、パリでは先週、反戦デモに参加した人
>々が、ファストフード大手マクドナルドの店舗ガラスを割り、警察が出動するなど
の騒ぎも起きている。(ロイター)

[3月26日14時21分更新]

★★
【お願い】
街頭デモ等でピースチョイスを広める時の注意点:

1) このピースチョイスの運動は非暴力運動です。決してマクドナルド店など米国
系店舗の窓に投石しないように。店内外でのボイコットに関する落書きも反感を招き
ます。

2) 米国国旗を燃やさないように(米国国旗を燃やす行為は反米の活動であると解
釈されます。)

3) ボイコット対象の商品を集めて燃やしたり、壊すようなデモンストレーション
はテレビ受けするだけで適当にメディアに利用されるだけです。感情論に発展する可
能性があります。問題解決に向けてのポジティブなアクションではないので避けて下
さい。

★★★
日本インターネット新聞社『JAN JAN』にピースチョイスの記事が掲載されました。

http://www.janjan.jp/living/0303242334/1.php

「ピースチョイス連絡会」
URL: www.3chan.net/~peacechoice
E-mail: peace@3chan.net

3月26日(水) 「街」日誌

昼食…鯖汁、厚揚げお好み焼き風 神保さんのお土産  夕食は300円中華
五目固焼きそば チャーハン  春巻きにフカヒレ・スープ
3・23京都でまたまた5000人の反戦行動!
3・15の京都市役所前5000人に続いての大結集だ。アメリカは空爆をやめろ!
小泉は、侵略戦争に加担するな!
の声が、河原町から烏丸通にひびきわたる!
                        LaborNet Japanより転載

2003年3月23日

       京都ー滋賀地域合同労働組合

1、長蛇の人の列、デモ、ピースウォークが続いた。12時30分には、三条河原は、人の波で埋まった。早速、13時からデモが始まった。河原町通りは、通りも人で埋まったし、沿道も人で埋まった。大規模な反戦行動が、5000人を集めて、京都で行われたのだ。それも3・15に続いて二回目である。全国、全世界の人々の反戦の行動に励まされて勝ち取られた。なによりも、殺人鬼ブッシュに、その空爆に苦しめられているなかで、立ち上がっているイラクを初めとしたアラブの人々に、励まされての反戦行動だった。

2、ブッシュは空爆をやめろ。日本政府・小泉は、戦争支持をやめろ。の声は、烏丸通のビル街にも大きく響いた。沿道の観光客らしき人々も、ドンドンカメラのシャッターを切って、デモを注目し、また拍手をしたりして励ましたりしていた。高校生、などの学生もドンドンデモに加わったりもした。その姿を見ては、加わらない他の学生が恥ずかしそうにもじもじとしているのが印象的だった。

3、集会は30分で切り上げた。だが、その間にも多くの労働者仲間と交流が実現できた、よかった。
 参加者から『戦争反対、首切り反対』を闘う私たちへの注目と支持は大きかった。 京都大学の女性労働者は、『自分たちももうすぐ民間労働者になる。公務員ではなくなる。そうしたら、ドンドン首切りが増えるだろう。そう言う話でもちきりだ。組合役員に話しをしたら、そう言う時には、争議団とかになるしかない。と言う答えが出たりしている。だから、あなた方の闘いはほんとうに他人事ではないんです。その時には是非共に仲間としてがんばりましょう。』と言う声が寄せられた。フリーターの10才台の男性労働者は、『自分はフリーターだ。失業しているようなもので、そう言う点では同じですね。」と言いながら、組合のパンフレットを買い、更に『戦争反対、首切り反対』の声の大切さにうなづいていた。全印総連の若い労働者も、『解雇反対、がんばって下さい。本当に大変ですもんね。』と言って首切り反対にも共鳴してくれた。学校給食労組の女性労働者3人が仲良くみんなで私たちとの話をしてくれた。横大路工業団地が、洛水高校の近くだと言うと、又親近感が涌いた。
 また、今は年金生活者組合の、元京教組の組合員は、「負けるな、是非がんばって」と声をかけてくれた。龍谷大学の学生、精華大学の学生など多くの学生も、『首切り反対ですか?がんばって下さい。』とか、『戦争反対のビラを読んだだけで首とはひどいですね。』と言う私たちの闘いへの共感を示してくれた。
 又、わざわざビラを受け取りに来る労組員もいた。闘いのパンフレットは瞬く間にみんなが買ってくれた。

4、旧知の仲の労組仲間からも、共感の声をかけられた。朝鮮高校の学生とも交流が出来た。この反戦行動に集まった人々には、中国人、朝鮮人などの学校を差別することについて、皆も反対だと言う気持ちが強くあった。さあ、次は、午後3時からの伏見における大手筋反戦デモだ。おおいにがんばろう。そんな気持ちで四条烏丸までデモを行った。本当によかった。

5、4・13反戦集会のビラや、4・6アフガン国際戦犯民衆法廷実行委員会のビラもまかれていた。

京 都
「ACT AND UNITE TO STOP THE WAR!」
3月15、20日のビデオをダウンロードできます
上をクリック
 ↑ これ、面白いです (^o^)丿
 3・24 狭山事件、最高裁・最高検要請行動/フッ君
狭山事件の再審を求める要請書
 狭山事件は、捜査・逮捕・取調べ・裁判のすべてにおいて徹頭徹尾、部落差別に貫かれている。すなわち国家権力による部落差別である。我々はこれを断じて許さない。

 狭山事件第二次再審においては、16年以上事実調べが行われておらず、高木・高橋裁判長は書面審理のみで、再審棄却・異議申立棄却決定を下した。

 石川一雄さんの無実を明らかにする数々の証拠について事実調べを行い、ただちに再審を開始すべきである。

 人生における大切な32年間近くを獄中に幽閉された無実の部落民・石川一雄さんの怒り・無念さを少しでも想像してみよ。そして石川さんの命を賭けた叫びに謙虚に耳を傾けよ。

 狭山事件の未開示証拠は、積み上げられれば2〜3mになると検察が認めている。最高裁は自らの責任において最高検に証拠開示命令を出すべきである。

 以下、要請する。

1、狭山事件の事実調べを行ない、ただちに再審を開始すること、
2、石川一雄さんの本人尋問を行なうこと、
3.最高検に対し、狭山事件の証拠開示命令を出すこと。
                               
最高裁判所 第一小法廷
  島田 仁郎 裁判長 殿
                                  2003年3月24日
                                           東京都練馬区関町北4−2−11
                                   オープンスペース街
狭山事件の証拠開示を求める要請書
 狭山事件は国家権力による部落差別である。検察は無実の部落民・石川一雄さんに死刑を求刑した。すなわち「部落民は死ね」ということであり、このような部落民抹殺宣言を我々は断じて許さない。

 裁判において検察にとって都合の良い証拠のみを開示すれば、被告は有罪になるのは当然といえる。特に狭山事件の未開示は、積み上げられれば2〜3mになると検察自身が認めている。

 国連人権規約委員会の勧告を無視して、石川さんの無実を明らかにする証拠を隠し続けるのはもはや許されない。

 狭山事件発生以来、今年で40年たつ。検察はこれ以上、石川さんに殺人犯の汚名をきせつづけるつもりなのか。

   以下、要請する

1、狭山事件の全証拠リストを明らかにすること、
2、狭山事件の未開示証拠をすべて開示すること。

 最高検察庁
  狭山事件担当検事 殿
                                2003年3月24日
                                        東京都練馬区関町北4−2−11
                                オープンスペース街
イラク侵略戦争にたいする抗議・申し入れ   部落解放同盟全国連
  アメリカ・ブッシュは本日、イラクにたいして総攻撃を開始しました。 私たち部落解放同盟全国連合会は、ブッシュによる侵略戦争の開始を徹底弾劾します。なによりもイラクの人々の大虐殺を絶対に許すことはできません。

  湾岸戦争いらいこの12年間、アメリカ、イギリス、そしてそれを支援する日本などの帝国主義は、イラク人民を虐殺しつづけてきました。劣化ウラン弾が残した放射能、「経済制裁」によるしめつけによて、この12年間、毎日、多くのイラクの人々、とこに小さな子どもたちがガン、白血病で命を奪われてきました。アメリカ、イギリス、日本、帝国主義によるイラクの石油の奪い合いのために、おびただしい罪なき人々の命、子どもたちの命がうばわれてきました。このイラクの人々にたいして、ブッシュは、またしても爆弾の雨をふらせてたのです。絶対に許すことできません。

  私たち部落民は、国の支配者によって長年にわたって差別され、苦しめられ、殺されながらも、これと必死でたたかい生きてきました。だからこそ、私たちは、このイラクの人々を虐殺する侵略戦争を心から憎みます。そして、この戦争を終らせるために全世界の人々と連帯してたたかいます。

私たちは、強く要求します。
  アメリカは、イラク攻撃をただちにやめろ!
  石油のために、イラクの人々を殺すな!
  中東からすべての軍隊を引きあげろ!

 2003年3月20日              

   部落解放同盟全国連合会  
     委員長 瀬川 博 
     大阪府東大阪市荒本862ー2

 アメリカ合衆国大統領 ジョージ・ブッシュ 殿

(ANSWERの声明) 衝撃と激しい嫌悪:世界中で反戦運動が対抗する  LaborNet Japanより転載

 あの悪夢のようなベトナム戦争時に、ある米軍司令官が、「アメリカ軍の兵士たちが農民の村を焼き払ったのは共産主義から村を守るためだったのだ」と説明したのを模倣して、ブッシュ=チェイニー=ラムズフェルド陰謀団は、バクダッドを焼き払うことにしたのは現イラク政府からバクダッドを解放するためなのだとしている。殺人者にも等しいブッシュ政権が、450万もの人々が住む都市であるイラクの首都に対して、何千発もの爆弾とミサイルを落とすことにより、その国の国民を「衝撃と畏怖」に陥れるとの約束を遂行すればするほど、世界は「衝撃と激しい嫌悪」を感ぜずにはいられなくなっている。

 人口密集地である都市部に対して、これほどの、恐ろしく、かつ全くいわれのない攻撃をすることは、現代における極端なテロリズムのひとつとして理解されなくてはならない。何百マイルも離れたところにある潜水艦や航空機から射ち出された巡航ミサイルや、3万フィート上空から落とされる3千ポンド爆弾こそ、ブッシュ政権が、征服と占領という目的を完遂するための際限のない暴力とテロリズムに訴える一連の犯罪行為の中でももっとも最近の例と言わねばなるまい。このイラク戦争における偽善は極端である。なにしろ世界最強の軍隊が、もっとも進んだ武器を用いて、ある貧困国に対して、その国がいつの日かそのような武器を持つかもしれないということを口実にして先制攻撃を仕掛けているのだから。

 世界はこれで新しい局面に入った。ブッシュ政権は世界支配をもくろんでいる。イラク戦争は、アメリカが軍事力を手段として、新時代の帝国を建設するのだという信号を発する意図のもとに開始されたのだ。イラクはこの征服へ至る道への最初の踏み台にされたのである。

 戦争立案者たちを慄然とさせたのは、彼らの計略が、世界中で反戦と連帯の運動に火を着けたことだった。この反戦の動きが起こったために、イラクに対する戦争計画は数か月に渡って遅滞させられ、制約を加えられることとなった。ブッシュとその一味は、あらゆる正当性を失い、孤立した。市民運動が、彼らから法的正当性に訴えうるどんなに細い道をも奪ってしまったわけである。

 今日われわれの心は、戦争に対する怒りと、この謂われなきテロ攻撃に耐えているイラク人民の受難に対する悲しみで満たされている。しかし悲しみも嘆きも、ある深い理解を伴わねばならない。つまり、このように急速にあらたな世界的な動きが生じてきたことは、最良の、そして唯一の希望−つまり、米国政府の軍事、戦争、支配計画、すなわち際限のない戦争という外交政策が、克服可能であり、やがて克服されるだろうという希望を与えるということだ。

 今後われわれはこの残酷な戦争に対する闘争を強化して行かなければならない。われわれはすべての人に身近な場所を拠点に、死のマシーンの虚偽とプロパガンダに対抗する運動を組織することを呼びかける。ここ数日われわれの運動は、多大な勢力と強さを示した。地球上のどの地域でも多数の人々が参加した反対運動が起こらなかったところはないし、その中には米国内の何百という都市も含まれている。いまこそ運動を組織して、組織して、組織する時なのである。

  緊急地域反戦運動3月22日(土)

* 緊急集会 ホワイトハウス北側にて正午* ニューヨーク市 午前11時半 ブロードウェイ36丁目と41丁目の間* サンフランシスコ市 正午 市民会館* ロサンジェルス市 正午 ハリウッド通りとヴァイン通りの交差点* 国中の地域各都市において緊急集会の予定

詳細は以下。ウェブサイト: http://www.InternationalANSWER.org http://www.VoteNoWar.org 電子メール:info@internationalanswer.org 電話:ニューヨーク +1-212-633-6646 ワシントンDC  +1-202-332-5757 ロサンジェルス  +1-213-487-2368 サンフランシスコ +1-415-821-6545


つぶせ!予防拘禁法4.20全国集会実行委員会への呼びかけ        
 すべての精神障害当事者、障害者、医療従事者、労働者そしてすべての市民の皆 さん、私たちは4月20日に「つぶせ! 予防拘禁法4.20全国集会」を準備してい るものです。 心神喪失者等医療観察法案は今国会の参議院に付託されています。すでに衆議院 を通過し、この法案に関連する予算を含んだ予算案も衆議院を通過しています。 現在参議院の審議を通じて、この法案を白紙に戻し、廃案に追い込むための広範 な運動が求められています。 そのため3月6日に集まりが持たれ、3月26日に院内集会を行うことも含めて、4月 20日に最大規模の全国総決起集会を持つことになりました。翌日21日には国会行 動も予定されています。 このため、先の「つぶせ! 予防拘禁法2.9全国集会」の流れを受けつつ、新た に、誰でも参加できる形で呼びかけ賛同人を広く募ることとなりました。 これは できるだけ多くの人々に賛同人に立っていただくと共に、とりわけ何ができるか と考えている当事者、関係者のかたがたに広く関与していただく方途の一環でも あります。 現在審議されようとしている、政府与党案の廃案を求めるという一点での共闘を 前提にそこで得られるさまざまな関係を今後の運動に生かしていくことができれ ばこれに勝るものはありません。 このメッセージを受け取ったすべての皆さんに「つぶせ! 予防拘禁法4.20全国 集会実行委員会」の呼びかけ賛同人になっていただくようお願いいたします。 賛同人となっていただける方は実行委連絡先まで、お名前、ご住所、肩書き、電 話番号、メールアドレスかファックス番号(お持ちならば)をお伝え下さい。個 人団体を問いません。公表不可の匿名も可といたしますが、ご連絡に際しては上 記を必ずお書き下さい。 間違いのないようできるだけ、お手紙あるいはファックス、メールでお願いします。 なお実行委は今財政はありません。できますれば一口500円のカンパを賛同人の 方から集めたいと存じます。 以下にお振込み下さい。 郵便振替口座 00120-6-561043 名義 予防拘禁法を廃案へ! 賛同人カンパと明記してください

★メッセージのお願い
 呼びかけ人賛同人になってくださった方、あるいは集会に参加してくださる方、参加はできないけれど法案への怒りを訴えたい方、そうしたすべての方からの廃案へのメッセージを募集いたします。 集会当日は各地からの参加者にできるだけ多くアピールをお願いしたいと考えておりますが、参加の難しい方あるいは入院中で参加不可能な方もおられると存じます。 アピールする方そして参加はするけれどアピールはしないという方、そして参加できないという方のメッセージを募集します。これは集会当日に印刷配布すると同時に翌日の国会行動で国会議員にも配布する予定です。各地の声を集会参加者および国会議員に伝えていきましょう。 締め切り 4月13日(必着) 分量   B5判 1枚まで。 作業所あるいは病棟、患者会などの寄せ書きも大歓迎。      できるだけそのまま印刷できる版下の形にしてください。 送付先  必ず郵送かメールでお願いいたします。自律支援センターさぽーと 113-0033  東京都文京区本郷3-18-11 TYビル501 メールアドレス 
sapouto@mbk.nifty.com
 

★障害者旅費援助のお知らせ  2月9日の集会に行ったように、各地の障害者の宿泊を保障し、旅費についてもある程度援助することになっております。旅費援助額はまだ未定です。宿泊は前回同様早稲田奉仕園です。詳しいことは下記の実行委連絡先(自律支援センターさぽーと)に資料請求なさってください。できるだけファックス、メール、お手紙でお願いします。必ず電話番号もお書き下さい。 詳細が決まり次第お知らせいたします。

★早稲田奉仕園への宿泊申し込み
 各地の障害者の宿泊申し込みは長野英子までお願いします。締め切りは4月15日です。できるだけメールかファックスでお願いします。住所、氏名、電話番号をお書き下さい。宿泊は和室の相部屋です。お申し込みのあった方に宿泊案内をお送りいたします。早稲田奉仕園の地図はこちら  
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  ファックス 03-3738-8815       電話 090-8091-5131  

つぶせ! 予防拘禁法4.20全国集会実行委員会
連絡先  *自律支援センターさぽーと 113-0033  東京都文京区本郷3-18-11 TYビル501 電話03-3816-5121 ファックス 03-3716-2063 メールアドレス sapouto@mbk.nifty.com      
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DPI日本会議  電話 03-5256-5365 ■4.20集会呼びかけ人・賛同人【順不同】●朝日俊弘(参議院議員)●足 立昌勝(関東学院大教授)●池原毅和(全家連顧問)●石毛えい子(衆議 院議員)●石橋新一(地域共斗交流会)●伊藤 一(十月社)●伊藤秋雄 (農民連合東京)●伊藤哲寛(精神科医)●市野川容孝(社会学者)●氏 家靖浩(日本臨床心理学会運営委員)●植垣康博(スナック店主)●植田 至紀(衆議院議員)●内田雅敏(弁護士)●越後正喜(無職)●大賀達雄 (目黒精神保健を考える会)●大下敦史(月刊『状況』編集長)●大杉光 子(弁護士)●大谷 久(争議団連絡会)●大塚淳子(日本精神保健福祉 士協会常任理事)●岡田靖雄(精神科医)●奥村純子(保健師)●落合洋 士(精神科医)●笠井和明(新宿野宿労働者の生活・就労保障を求める連 絡会議)●加藤孝吉(めざめの会・日本てんかん協会宮城支部)●川上祐 司(日本協賛党庶幾極)●河口和也(広島修道大学教員)●川田悦子(衆 議院議員)●川音 勉(沖縄文化講座)●河端静子(日本障害者協議会代 表)●組坂繁之(部落解放同盟中央本部執行委員長)●蔵田計成(著述 業)●黒岩大助(渋谷野宿者の生活と居住権をかちとる自由連合)●小林 信子(東京精神医療人権センター)●境沢淳子●笹尾省二(広島修道大学 教員)●佐々木 敦(東大病院小児科・心理)●佐藤敏昭(三多摩労働者法 律センター)●佐藤宏明(仙台ルナの会)●澤田誠悦(自治労衛生医療評 議会事務局長)●澤田誠二(東京大学大学院)●塩見孝也(文筆業)●篠原 暸治(和光大学)●志摩玲介(オルタ・フォーラムQ調整委員)●嶋田悦 司(国労組合員)●鐘ヶ江晴彦(専修大教授)●白井 順(自由業)●神 保欣世(障害者地域作業所)●須田春海(市民運動全国センター)●杉村 昌昭(龍谷大学教授)●須藤 守(精神科医事薬業保健福祉クライアン ト)●関谷時子(関東「精神病」者有志会)●高寺良一●高橋 潤 (M&R研究会)●高橋尚美(精神科医)●橘 優子●立岩真也(立命館 大学教員)●千葉景子(参議院議員)●塚田 守(椙山女学園大学教授) ●塚本正治(大阪精神障害者連絡会代表)●津野昭夫(ザ・すべり山) ●津村 洋(『サイバーアクション』共著者)●内藤 隆(弁護士)●冨田 三樹生(日本精神神経学会・精神医療と法に関する委員会委員長)●中島 直(全国精神医療従事者連絡会議事務局)●中島裕子(関西総合リハビ リテーション専門学校)●仲地b明(精神保健従事者団体懇談会事務局) ●中村敦夫(参議院議員)●流 広志●成島忠夫(社会運動家)●林 郁(作 家)●長谷川幸枝(刑法改悪阻止!保安処分粉砕!全都労働者実行委員 会)●樋田精一(精神保健従事者団体懇談会代表幹事)●廣澤一男●府川 充男(印刷史研究会「印刷史研究」編纂委員)●福岡安則(埼玉大学教授) ●福島正司(松ぼっくりの会)●福島瑞穂(参議院議員)●福山真劫 (フォーラム平和・人権・環境事務局長)●藤本昌昭(環境・人権・平和 ネットワーク)●藤本 豊(日本臨床心理学会運営委員)●前田浩志 (ワーカーズリポート編集発行人)●前田祐司(弁護士)●ましこひでの り(中京大学)●松波めぐみ(大阪大学大学院)●松本亜紀(生活支援セ ンター)●三角 忠(出版労働者連帯会議)●宮本なおみ(憲法改悪を許 さない目黒の会)●美杉 司(アソシエ21事務局)●村上勝三(東洋大 学教授)●村上満子(主婦)●望月 彰(タンポポ舍いろりばた会議) ●森 泰一郎(全障連関東ブロック)●森山公夫(日本精神神経学会理 事)●柳田 真(タンポポ舎)●八尋光秀(弁護士)●山家 歩(社会学専 攻院生)●山田昭義(DPI日本会議議長)●山田富秋(京都精華大学教 員)●山本 潔(「心神喪失者法案」の廃案を求めるみやぎ実行委員会) ●山本真一(全国精神医療労働組合協議会代表)●龍眼(予防拘禁法を廃 案へ!共同行動事務局長)●渡辺浩久(北部労働法律センター)●亘 明 志(日本解放社会学会会長、長崎ウエレスレヤン大学教員)●長野英子 (全国「精神病」者集団会員)  3月23日現在 


3月25日(火) 「街」日誌

 昼食は、鮭のハラス、メンタイコ、
キュウリ・セロリ付け、つくね汁など
珍宝堂・社長の差入れ。3時のオヤツのお汁粉に _(._.)_
 則子さんの田舎から法事の饅頭。 メンバー委員会の店頭販売・シークワーサー・ジュース
「街」と知り合い8年。シャロンさんが
シンガポールに帰ります
夕食は、鶏の盛り合わせ丼を8人で食べました
その後で練習。唄うサオリちゃん コールするガンちゃん  犬と遊ぶハネやん
太鼓を叩く会長 チューやん差入れのケーキで乾杯 茶月さんからの差入れ (^o^)丿
今、世界では…                                   LaborNet Japanより転載
4万民衆の名で派兵議決阻止を要求
25日まで毎日 キャンドルデモ、集会、人間の帯など、派兵阻止座り込み
イマンソプ議員、「石油の安定供給、戦後復興参加ために派兵は不可避」
座り込み団、「参与政府の戦争ではなく、街頭の反戦デモに参加する」
チャムセサンニュース

24日午前、署名伝達式を終えて参加者が国会に
デモを試みたが、警察により妨害された

[1信:23日午後2時]23日、派兵同意案阻止のための国会前野宿座り込み突入
24日の派兵同意案議決のための臨時国会開会を前にして23日、 全国民衆連帯、女子中学生汎対委、民主労総
などは汝矣島国会前で 「米国のイラク侵略戦争派兵同意案国会議決阻止座り込み」に突入した。

4万余人の署名のある抗議書簡を持って国会に伝達した

座り込み団は、座り込み突入に先立ち記者会見を開き、「21日に国会国防委は派兵同意案を事実上、満場一致で通過させたことで、韓国政府の派兵計画が速戦速決で推進されることを加速した」「そうでなければ議員の大部分は相変らず米国のイラク侵攻中断と韓国軍の派兵計画撤回を要求する国民の意思を努めて無視している」と強く批判した。彼らはまた、「派兵されれば、それによってもたらされるあらゆる不幸な結果と国民の強い抵抗に対するあらゆる責任は、ひとえに大統領と国会にある」「イラクの頭上にじゅうたんのように落とされる超大型爆弾と防空壕で空襲が終わることだけをせつない気持で待つ子供のことを考えてみろ」と要求した。

彼らはまた、 21日の国会国防委に参加したチョヨンダル国防長官と国会議員等の発言を列挙し、「韓国の政治家がどれほど米国の軍事主義と一方主義に深く染まっているのか、韓国国民の意思を完全に無視するかを赤裸々に見せた」と批判した。国会の国防委でチョヨンダル国防長官は、「韓国は平和愛好国家なので、テロ行為根絶のための米国の行動を支援する」と語り、イマンソプ議員は、「石油の安定した供給と戦後復旧への参加のために派兵は不回避だ」と明らかにして、派兵を早急に強行する下心を見せた。また、ハンナラ党のイヨンスク議員は、「11月21日に米国から通報を受けても4か月間、派兵準備をしなかった理由はなにか?」と追求し、崔明憲議員は「戦闘兵力の派兵も検討すべきだ」と主張した。

この日の座り込み開始と共に行われた決意大会で、「みな一緒に」のリュミン氏は、「今回の派兵案に含まれる工兵隊は、爆弾を設置し、戦闘兵力が移動する時は重装備で、移動時にも銃で武装している部隊であり、全く戦闘をしない兵力ではない」とし、「政府はアフガン戦当時の5億ドルより3倍多い15億ドル、韓国通貨で2兆ウォンを越える金を今回のイラク戦に支援する計画で、この金は基本的な住居生活も営むことができない 5%の韓国人にお手洗と台所などの住居を提供できる金額」だと強く批判した。リュミン氏はまた、「われわれは、参与政府の戦争に参与するのではなく、全世界の街頭反戦デモに参与する」「今、この場に集まっている日とは少ないが、アフリカ、ヨーロッパ、米国などの全世界で現在、反戦デモが行われている」と語った。

民主労働党の権永吉代表は、「韓米同盟が国益だと言って派兵を強行する大統領は、受け入れることができない」「国会は満場一致で派兵同意案を拒否すべきだ」と要求した。改革国民党のキムウォニュン議員は、「現在、273人の国会議員中、約30人が派兵に反対している」とし、「この国会議員がひとりずつ発言をすれば8時間になり、そのような方法を使っても、派兵同意案を阻止する」と明らかにした。

女子中学生汎対委のハンサンヨル常任議長はこの日、落髪式を行い、ハンスト徹夜座り込みを決意した。ハンサンヨル常任議長は、「ヒョスン、ミソンさんに続き2回目のハンスト落髪座り込みを始める」「国会前をその場所に選んだのは、派兵に反対する意思を明確にするため」と明かした。

座り込み団は23日から25日まで国会前徹夜座り込みを行い、 △毎晩7時にキャンドルデモ △24、25日午前11時に集会、人間の帯イベント △出勤時間対市民宣伝戦などを行う予定だ。

2003年03月23日20:22:58キムミラ(raise@jinbo.net)
http://cast.jinbo.net/news/show.php?docnbr=27935

アカデミー賞
 米国にとっては戦時中とあって、中継のABC放送は、授賞式を中断して、イラク軍の捕虜となった米兵12人が戦死したニュースを伝えた。「アダプテーション」で助演男優賞を初受賞したクリス・クーパーもイラク戦争にふれ、「世界に平和を」と受賞あいさつを結んだ。

 主演男優賞は「戦場のピアニスト」でユダヤ人ピアニストを演じたエイドリアン・ブロディで、5人の候補のなかで唯一の初受賞者。ブロディは舞台あいさつで「この映画を作った経験は、私に戦争の悲しみと非人間性を教えてくれた。今回の戦争に平和で早い終結が来るように」と語ると、会場では多くの出席者が立ち上がり大きな拍手を送った。

 主演女優は、「めぐりあう時間たち」で、英作家、バージニア・ウルフに扮(ふん)したニコール・キッドマンで、初受賞だった。舞台に立ったキッドマンは感激で涙がとまらず、「9・11事件や(イラクでの)戦争によって、苦痛を感じています。(愛する)人々を亡くした人々に神のめぐみを」と結んだ。 
長編ドキュメンタリー賞は米国の銃社会を独特の視点で追いかけたマイケル・ムーア監督の
「ボウリング・フォー・コロンバイン」。ムーア監督は舞台あいさつで「ブッシュ大統領、
私たちは戦争に反対する。恥を知れ」と激しいことばで反戦メッセージを送った。
白保メール No.45 第5回新石垣空港工法検討委員会
<第5回新石垣空港工法検討委員会>           鷲尾 雅久

 去る3月5日沖縄本島西原町で第5回新石垣空港建設工法検討委員会が開かれました。傍聴には行けませんでしたが、傍聴された沖縄環境ネットワーク会員真喜志好一さんのお話と当日配付資料などに基づき、概要を報告します。

[順番を無視した進め方]
 この会議は当初2月21日に予定されていましたが、「都合により」この日に延期されたものです。白保メール前号(No.44)に書いたように、2月12日環境影響評価方法書への意見書提出が締め切られ、翌3月6日は基本計画案に対する意見書の提出期限となっていました。まず工法検討委員会で工事の内容を決め、それを含めた基本計画案を発表して意見を問い、そのあと方法書を作成するのが、「普通の」順番でしょう。沖縄県の進め方は、まったくあべこべです。

 しかも、以下に報告するように、基本計画案で示した盛土構造を、今回の工法検討委員会で変更しています。一方で「意見募集」を行っておきながら、他方でその内容の見直しを行っているというのは、そして、出された意見を検討する前にその見直しをしているというのは、意見を聞くつもりがないということを示していると思わざるを得ません。

[盛土構造の変更]
 この日は、まず事務局から、地下に雨水を浸透させるドレーン層を、基本計画案での下部が広がった台形から、長方形に変更することが示されました。

 飛行場の横断面は、滑走路とこれに平行して走る誘導路が高くその間は低い、山が二つある形となっています。盛土部分に使用される土砂は水を通しにくいものが多く、また舗装部分はほとんど水が地下に浸透しないので、二つの山の間のところに水の浸透しやすい琉球石灰岩を集中的に盛土して、そこから雨水を地下に浸透させる(ドレーン層)こととされました。その形を変更しようというものです。資料では「ドレーン層上面から浸透した雨水はほとんど鉛直方向に浸透するため、下面が幅広の台形をしていても浸透能力にあまり変化はない」と書いてありますが、当日の説明では、琉球石灰岩の量が足りないため、余分な量が必要となる台形とできない、ということのようでした。
 
 大雨が降った場合は、このドレーン層でも、全量を地下に浸透させられず、ドレーン層上部に水が溜まることになります。その水深は、10年確率降雨(10年に一度位降る大雨)1時間当たり84.3mmが3時間続いたとき、47cmとされました。空港設備の設計指針では、滑走路・誘導路の舗装面の端から幅22.5m以内は常に冠水しないようにしないといけないのだそうです。今回の盛土断面では、水深54cmを超えるとこの部分に冠水するとのことですので、条件にはあっていることになるようです。

 しかし、第4回工法検討委員会では、1時間100mm降雨のとき水深43cmという数字が示されていました。1時間だけ考えるのではまずいというので、今回の推定となったのでしょうが、前提の立て方によって、結果数字は変わるということです。どの位の大雨が降るかの予測は、さらに詰める必要がありそうです。

 また、地下浸透についての検討が、もっぱら滑走路・誘導路部分の冠水の点から検討されているということは、地下水の変化(減少)を防ぐという環境影響の観点からの検討は、別に行わなければならないということでもあります。

[開港後の雨水流出対策]
 この日の主なテーマは、開港後の雨水流出対策でした。県側からの提案は次のようなものです。
 「防災的な側面」からは、空港排水施設は「空港排水施設、地下道、共同溝設計要領」で10年確率降雨規模で計画されているそうで、これを超える規模の大雨が降ったとき、「あふれ出した排水が場外へ流出し、近隣農地を流亡させる可能性がある」ので、「防災調整池技術基準(案)」の恒久施設の計画規模を参考として、50年確率降雨規模に対応可能な浸透池などを作るということでした。

 また、「環境的な側面」からは、透水性のある琉球石灰岩の区域は、海域への地下水涵養源となっていることから、雨水は地下浸透により排水させること、透水性のないトムル層をの地盤では、できるだけ現況どおりの排水を行ことを基本方針とすること、とされました。

 具体的には、空港を区域割して、そのうち4区域については、それぞれ空港外縁部に設置した浸透池に排水を集めるとされています。他の1区域は上に述べたドレーン層で対応し、、透水性のない地盤で轟川に放流させる区域には調整池を設けるものとされました。

 浸透池の規模は、面積3,300〜22,250平方メートル、有効水深2m(1か所だけ1m)で、50年確率降雨規模に対応したものですが、0.4〜0.7mの余裕高を設けることにより、200年確率で降る大雨にも対応可能とするとのことです。この浸透池とドレーン層により、空港敷地内に降った雨はおおむね地下へ浸透させられるということのようでした。

 この提案に対し、琉球石灰岩の地域では調整池は必要ないといった意見が出され、雨水を地盤の性質に合わせて「溜める」のか「地下浸透」させるのか、が1時間ほどを費やして議論されたそうです。浸透池、沈殿池の形状、機能には、ほとんどの委員から疑問が出され、次回新たな提案がされることになりました。

[雨水流出対策への疑問]
 県の考えは、以上の対策により、空港敷地部については、ほぼ現状と同じ排水、地下浸透ができるということのようです。しかし、空港西側の敷地外の区域に降った雨は、現在は地表を流れ空港予定地のあたりの浸透性の地盤で地下に浸透しているようで、それが滑走路などにさえぎられて今までのような流出、浸透ができなくなるとすると、直接排水路を経て海域に流入する割合が増えるように思えます。

 資料には、降雨、地下浸透、流出量などについての細かい計算表が付いています。しかし、どのような細かい計算も、一定の仮定の上に成り立つものです。まして、自然が人間の都合に合わせてくれるとは限りません。降雨規模の想定はこれでいいのか(特に近年の異常気象では、これまでの経験が役立たないのではないか)、浸透池は「予定」どおり機能するのか(浸透池部分の地質は実際に工事にかからないと分からない面もあるのではないか、池底への土砂・植物等の堆積により有効容量の減少や浸透率の減少が起こることはないか、浸透層が次第に目詰まりするのではないか)など多くの気になる点が残されています。

 また、開港後は、赤土流出はないとの想定がされていますが、それは妥当でしょうか。部分的な地表の侵食が予想されますし、台風で草地ごと流されることだってありえないことではありません。少なくとも、どういうときに起こりうるかの想定は必要ではないでしょうか。

 こうしたことは、先に工法を検討した上で、少なくとも案を出した上で、環境アセスメントの中で予測評価すべきものです。

[環境アセスメントとの関係]
 この日の終わり近く、委員長が意見を会場の委員に促したので、真喜志さんが傍聴席から挙手したところ、「簡潔に」と発言を許され、
「1.仮に遊水池をつくって、地下に浸透させる場合、どのような土質と工法によるのか環境アセスの方法書に盛り込むべき課題であり、工法委員会ではその課題の存在を議論すべきではないか。
 2.供用開始後を仮定した議論であれば、滑走路から出るタイヤ屑、オイル等をどのように分離し処分するのか、これも工法検討委員会で課題にあげ、方法書に盛り込むべく提言すべきではないか。」との提起を行ったそうです。

 これに対し上原方成委員長は、
「県の担当職員もこの場にいるし、環境検討委員会のメンバーも3名いるので、環境アセスに反映するようにしてもらいましょう」との発言をしたとのことです。

 工法検討委員会の検討内容は、すべて環境影響評価方法書において示されるべきものです。これまで工法検討委員会で、環境アセスメントに言及されたことがなかったことに比べれば、一歩前進ではありますが、方法書の縦覧、意見提出期間が過ぎた後では、遅きに失した感があります。

                  ◎

 次回以降の日程については、5月上旬に第6回会合を開いて、空洞調査結果、盛土部の安定解析、地下水観測報告、近年の降雨状況などについて検討を加え、6月の第7回最終会合で検討結果のとりまとめを行うこととされました。
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# 久しぶりの白保メール発行は「ブッシュの戦争」開戦の日となりました。
  イラクで何が起こるか気がかりですが、日本でも、大量破壊兵器ならぬ「論理破
壊言辞」を弄するコイズミ氏のおかげで、日本国憲法も戦後外交もズタズタです。 
  この国は一体どこへ行くのか、と思わざるを得ません。

♪ 『白保メール』ホームページ
      http://www1.ocn.ne.jp/~shiraho/
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白保メール NO.45  03.3.20
発行者   鷲尾雅久 谷崎樹生 小林 孝
      shiraho@estate.ocn.ne.jp
3.22日本解放社会学会 「心神喪失者等医療観察法案」反対声明
「心神喪失者等医療観察法案」に反対する

           2002年3月22日 日本解放社会学会

 「隣人を監禁してみても、人間は自分がちゃんと良識をもっているという確信をもてない」(ドストエフスキー『作家の日記』、フーコー『狂気の歴史』の引用から)

 2001年6月に池田小事件という[ある恐ろしい事件」が起こった。もっとも無防備で弱いとされる幼い子どもたちが、小学校の教室において襲撃され、おおぜいが殺傷された。こんな事件はそれだけで驚愕に値する。しかもこの事件の容疑者は、精神病院通院歴、抗精神薬を大量服用して犯行に至ったとして大々的に報道された。また容疑者は逮捕直後、自らの犯行を別な場所での別の犯行であるかのように語り、あたかも精神疾患の「妄想」と受け取れるような行動もした。この報を受けた総理大臣は、もはやこうした精神障害者による犯罪を見過ごすことはできない。社会を守るために、何らかの措置をとると明言した。

 犯人の厳罰と対策を求める、81万名の署名がたちどころに集められた.そしてこの直後に起こったことは、ナチスのユダヤ人迫害の発端となった「水晶の夜(クリスタル・ナハト)」のような、精神障害者(精神病者)に対する強烈な憎悪の社会的爆発だった。いたるところで精神障害者に対する差別発言やいやがらせが起こり、その結果精神障害者自身がこの事件に関連した報道に接するたびにPTSD(心的外傷後ストレス障害)特有の不眠や強い不安を訴えるほどだった.。危惧されるのは、この事件によって「精神障害者は危険だ」という昔からの偏見がさらに強化され、それによって、フーコーが警戒したような、社会のすみずみまで監視がはりめぐらされた監禁国家が実現するのではないかということだ。
 
 もちろん、この事件の犠牲者を悼み、遺族の悲しみの深さに同情しないわけではない。しかしここで問題にすべきは「精神障害者が事件を起こした」ということだけをセンセーショナルに取り上げたマスコミであり、そのことだけを取り上げて、社会防衛的な取り締まりの対象にしようとする日本政府である。それは、多くの精神障害者を暴力的にひとつのカテゴリーにくくりあげ、彼らに恐怖と絶望感を与えた。昨年12月10日、きしくも(世界人権宣言の日」に衆議院で強行採決され、現在参議院での審議を目前に控えている「心神喪失者等医療観察法案」は、精神障害者は危険だとして、犯罪者と同一視する行為に等しい。これは、精神障害者の強制入院法のきっかけとなったライシャワー事件以来の、精神医療・福祉に対する大規模な政治介入である。
 
 実際、現在まで伝えられている経過をみると、新法では過去の保安処分案で最大7年とされた拘禁期間を無期限に延長し、その社会防衛的性格を明らかにしている。歴史を振り返れば、1974年法制審議会は「改正刑法草案」を答申し、保安処分を新設しようとした。それによれば、禁固以上の刑にあたる行為をし、将来同様の行為をするおそれがあるときは、それを防ぐために最高7年まで治療処分が可能というものである。当時の議論は、将来の犯罪の予測は不可能であるだけでなく、治療よりは治安を優先させる点で問題があるということで、精神障害者当事者やその家族会はもちろん、日本精神神経学会や日本弁護士連合会が反対運動を行い、この法の制定は阻止された。しかし今回はその阻止が困難な様相を呈し始めている。「心神喪失者等医療観察法案」は、精神障害者の社会に対する危険性を前面にだしている点で、当時の保安処分法よりも治安維持的な性格がさらに著しい。

 精神病院が治療施設というよりは、精神障害者の隔離・収容施設として機能してきた日本の歴史を考えれば、劣悪な精神病院
が、その体質と過去を隠蔽し、新たに打ち出された社会的入院の解消政策と、精神病院の機能分化政策において、精神病棟を転用しただけの、福祉Bと呼ばれる、新たな「福祉型」精神障害者収容施設として、生き残りを目論む可能性も拭えない。

 しかし、いわゆる保安処分では問題は解決しないことは明らかだ。むしろこのような措置は、世間の精神障害者に対する恐怖心と偏見をますますあおり立てるだけだろう。しかも障害者のノーマライゼーションの流れに逆行して、精神障害者を一般社会から排除する隔離収容型社会をつくりだすことになるだろう。それは障害者を隣人として接し、自らの考えで彼らを判断するのではなく、彼らが「安全」かどうかを判定する権限を専門家に委ね、一般市民みずからも専門家の支配に従属していく監視型管理社会(フーコー.ドゥルーズ)の到来である。そしてフーコーの慧眼のように、そもそも正気と狂気を区別する基準は存在しない以上、人々は自己の正気と安全を確認するために、狂気というスケープゴートをつくりだし、それを撲滅する身振りをするしか道がなくなってしまう。しかしそれは冒頭のドストエフスキーのことばのように、自分自身の「正気」を確認するために、自己の「良識」をも最終的には疑っていく近代の自己破壊的な身振りなのである。安全性に関わる政治は健康と福祉という明るい表面に、自己破壊と大量殺戮という暗い裏面をつねに持ちつづけてきた。
 
 それでは私たちはどうしたらいいのか。それは、保安処分が考えるような「精神障害をもった人に、精神障害をもった人たちが安心して暮らせる社会を作ることである。「健常危険」な人から「正気の」人たちを守る「安全な社会」を作ることではない。むしろそれとは反対者とくらべて、さまざまな点で不利益を被らざるをえない人々が、安心して暮らせる社会的条件を整えること。それが、最終的にはすべての解決になるだろう。そしてその実現には、精神障害者が精神病院以外の地域で生活できる条件をどんどん広げていくことが必要だ。というのも精神障害者との出会いが日常的になれば、「危険な精神障害者」というカテゴリーは解体せざるをえないからだ。
 
 以上のような理由から、日本解放社会学会は今.参議院で審議されようとしている「心神喪失者医療観察法案」に強く反対するものである。そして、保安処分や精神病院への強制的な隔離・排除のかわりに、これまで全世界的な規模で障害者解放運動が獲得してきた地域での自立生活を可能する、当事者をその全面的な主体としたさまざまな政策を実施することを要望する

七瀬 タロウ

社会学(保険論、リスク論) 精神医療ユーザー 「精神障害者」
taronanase@yahoo.co.jp

3月24日(月) そのA 「街」日誌
≪家を出て街頭へ≫  竹内元
新しい詩です。
ちょっとでも戦争を止める力になり、デモの人数を増やす力になれたらと思います。


≪家を出て街頭へ≫
        竹内元

その時僕はアメリカ領事館の前にいた
イラクの戦争に反対する詩を書いていた僕は
開戦を止めようと領事館に抗議していた
開戦の第一報を聞いたのはその時だった
不思議と敗北感はなかった
僕らは始まることを止められなかったが
僕らがベトナム戦争を終わらせたように
戦争の世の中を終わらせることはできるはずだ
止めるまでイラクの人々は殺されつづける
だから僕は彼らと共感しようと思う

最愛の夫を妻を失った人々の流す涙
子どもをなくした人々の涙
父を母をなくした子どもたちの流す涙
爆撃と銃撃の下で暮らす貧しい人々
その戦争に加担している国の僕が
彼ら彼女らと共感しうるのか
彼ら彼女らを殺している爆弾や銃弾を
放っているのは僕たちなのだ
でも、だからこそ僕は共感しようと思う

殺されていく人々が無意味に死ぬのでないとしたら
それは僕らの共感だ
殺されていく民衆と共に
戦争の世の中を終わらせるため
だから僕はまた家を出て
アメリカ領事館の前に立ち
街頭デモなかに立とう


高見元博 <兵庫県精神障害者連絡会>
oototoro.gen.gan@nifty.ne.jp
http://homepage1.nifty.com/takamitousou/
★女子大生のある掲示板にて(平和ネタのみ抜粋)★

>翔子さん
今日説明会をキャンセルしてずっとテレビの前にいました。どうしていいか分からなくて、でも何かがしたくて、ウェブ署名をしてみたり、ブッシュにメールを送ってみたりしてた。もう自己満足の世界だけど、着信音を「世界で一つだけの花」にしてみたり、マックやスタバに行くのをやめようと思った。パレード行きたいけど、ちょい予定が未定です。でも、私たちの思いが形になって、世界に届きますように。(やまちゃん)

>しょうちゃん アツイね!!私もみんなの話聞いてると、何かアクションおこさないとだめだなーって気になった。戦争いやだーって思ってても何もやらないと、埋もれてしまってどっち派なのかさえわかんないしね。意思表示が肝心!
ピースウォーク行きたい!また来週とかもあんのかな?どんな感じなんか教えてー(あゆこ)

>難しいことわかんないが戦争なんて阿呆だな〜と思うよ。デモ参加してみたい気持ちはあるのでいけるかわかんないけどまた教えて。(かなえ)

>ピースウォークに行きました。
自分に何ができるのかは相変わらず分からないですが、たくさんの人(外国人とか茶髪のお兄さんとか)が叫ぶのを見て
どうして今祈りが届いていないのか、悲しい不思議な気分になりました。
でも、少しは誰かの心に伝わるといいなぁ。そして、戦争を止められたらいいなぁ。
そのための場所として、すごくよかった。とみしょうありがと〜(*^−^*)
どうでもいいけど、ブッシュにメール出すとホワイトハウスから返事が来るよ(笑)(やまちゃん)

>とみしょう
私もピースウォーク行きたい!今度あったらまた教えてください。日程合えば行きます。
とりあえず今度アメリカ大使館の近くまで行くからうろうろしてみようかな。
(えんどー)
PEACE WALK
 渋谷センター街のおっしゃれーなカフェに、鳴り響くキュッキュッキュッキュッという音。CD屋の店先でもらった風船に和世ちゃんとふたりで落書きした。「No War !」「Peace Walkにいこう!」なんて文字をマジックでかわいく風船アート☆周囲からの「?」の視線も気にせず熱中(笑)。和世ちゃんとは、15日のピースパレードで仲良くなって、すっかり意気投合。会うのは2回目とは思えないほど話題はつきない。前から関心はあったけど、きっかけと勇気がなくて、こういう活動に参加したことはなかったと彼女はいう。周りの友達とも、戦争とか政治の話しって、重たいかなー、引かれるかなーとか思ってなかなか出来なかったり。今、就職活動のさなか、自分のことを見つめなおしてみて、たかが一企業の面接官にさえ、胸を張って「私は思ったことは行動に移してきた」と言えない。そんな自分に疑問符をつけながら、渋谷でのバイトの帰り道に、ピースウォークのチラシをもらったそうだ。

 私は、きっかけがたまたまあって、母の尻にくっついて、なんとなく行ったほうがいいかも、と参加してた自分がちょっぴり恥ずかしかった。ほとんどの状況は和世ちゃんのそれと似ていたけれど、彼女は「私はこんなんじゃいかん!」っていうはっきりした意思を持って、ひとりで来ていたのだ。でも和世ちゃんは、翔子ちゃんと知り合えてすごいうれしーです!なんて言う。私は和世ちゃんと出会って、こっそり焦って、でも一種の勇気と2つ目のきっかけをもらったんだと思う。お互いにそうなのかも知れない。ステキなともだちが、かなりステキな形で、また一人増えたのが嬉しかった。

 2つめのきっかけをもらった私は、勇気100倍、とはいえまだ怖かったけど、友達に声をかけてみることにした。友達の数には自信があると吹聴してきた私だったが、果たして、こういう話に乗ってくる友人は、さらに実際来てくれるような友人はそのうち何人だろう?まずはナオに電話。以前から政治の話だろーが何だろーがバンバン話し合っていた仲の彼女はふたつ返事で来ると言った。トルコにプロポーズされた相手がいる(OKはしてないが(笑))ナオは本気で心配のようだ。毎日テレビに向かって独り言を投げつけるしかなくて相当ストレッスフルだった模様。次に、元サークル仲間の女の子たちの、WEB掲示板に書き込みをしてみた。さすがマスコミサークル、情報のチェックは早い。すぐに1通の携帯メールがシバタから届き、途中からだけど参加したい!という。しばらくして掲示板を見てみると、ヤマちゃんからの書き込みが。「テレビをみて、どうしていいかわからなくて、でも何かしたくて、ブッシュにメールしてみたりしてました」。他の子からも少しずつでも反応があった。嬉しかった。うーん、と渋っていたヨッチも、前日になって「やっぱ行かねばって気になってきたよ・・」と言って来た。当日になって近くに説明会で来てるんだけど寄ってもいいかな、とカンパしてくれたマナちゃん。ホントに嬉しかった。みんな、ステキな女性で、ステキな友達だ。

 もちろん、いい反応ばかりじゃなかった。別のメンバーで作ったメーリングリストにも同内容のメールを投げてみたが、一人も反応はなかった。電話で誘ったら、そういう気分じゃないから行かない、とアッサリ言った男友達もいた。結構落ち込んだ。でもあきらめてちゃーだめだ。

 当日、和世ちゃんとランチしたあと、東急ハンズに行って、メッセージボードの雨対策用に透明ゴミ袋とセロハンテープをゲット。ハンズにはなんでも揃ってるんだなあー。ハチ公前に到着、街の人たちはまだいないみたい。ビラ配りの手伝いをする。ナオも到着、一緒にビラ配り。自分たちが言うのもなんだけど、心なしか若い女の子が配ってる方がもらわれやすいような気がする(笑)。2度も道を聞かれるが、方向音痴で宮下公園の場所がわからず、すいません、地図を見てください・・・。『街』ご一行様が到着、だんだんテンションも上がり、「一緒に歩きましょー!」なんてスマイルつきで配る。「小泉支持!!」なんてオバハンに叫ばれ、一瞬なえる。そんなとこに、キンパツ、ピアス、革ジャンのいっかにもシブヤ系!のにーさん2人連れが寄って来て、「これってぇ、こないだもやってたデモっすよねぇー、俺もマジ混ざりたかったんすよぉー、でもどうすりゃいーのかわかんなくってぇー、なんかプラカードとかみんな持ってんじゃないっすかぁー、俺持ってないしぃー」なんて。つられて「えーっ、そんなん横からただまじっちゃえばいーんっすよー、プラカードなら私いっぱい作ってきたんであげますあげます!っていうか楽しいんで!一緒にいきましょーよー」と私。シブヤ系、チャラ男バンザイです。ヨッチとヤマちゃんも到着、慣れた手つきでビラ配り(新聞配布経験者ゆえ)。剛とーさんとNo War Dog麟太郎も到着。なんだか不思議なメンツ(6人と1匹)で宮下公園にレッツゴー。

 集会ではヨッチとヤマちゃんがせっせと自主制作ボード(カラーコピーで直子が増産したもの)「STOP IT!」と「小泉純一郎日本代表失格!!」を人々に配ってくれ、自らもらいにきてくれる人もいてけっこういたりしてあっという間に完売御礼。則子さんにそそのかされて(笑)舞台のまん前まで前進。司会のさかいさんに「一緒に先頭で横断幕とか持ちません!?」と話しかけられ自己紹介したりする☆

 そしていよいよピースウォークにしゅっぱーつ!、あれ、一番前じゃね?フラッシュがまぶしくて、みんな一様にモノクロでダサダサな、野球帽&黒ぶちメガネ&マスク&メモ帳の私服警官が滑稽で、テンションはぐんぐんあがる。となりにいるナオもいつのまにかノリノリ。さかいさんのコールに続いて、ない声量をふりしぼる。カメラやビデオ、歩道のひとたちの視線が向けられると、さらに張り切ってしまう。元来、目立ちたがり屋なせいかしら。楽しい。歩いてる途中でも、余ってるボードや楽器を周りの人に配った。それを断る人はいなかった。あきらかに途中から入ったと思われる、コーヒーの紙コップを持ったままのカップルや外国人、制服姿の高校生。歩道の人たちからのエールや暖かい視線、携帯のカメラで撮影してる人。渋谷駅前に着く頃にはテンションはメーターふりきっちゃってた。途中、友人シバタが追いついて合流、ボードとタンバリンを渡した次の瞬間から、ノリノリで叫んでた彼女に、ちょっと驚きちょっと感激した。宮下公園に着いて、制服姿に銀色の盾を持った機動隊がズラリと並んで出迎えてくれ、ああ、この人たちは今何を思ってるんだろう、そんなに私たちが怖いのか?と思う。また舞台の前まで行って「NO WAR」と叫び続けた。ノドはガラガラだ。あとからあとから人がなだれ込んできて、舞台の板に押し付けられるような格好になった。なんでか涙がでそうだった。でも泣いてる場合じゃないと思って飲み込んだ。

 こんなに叫んでるのに、どうして変わらないんだろう、切ないような気持ちと比例して、正反対の気持ちがメラメラ湧いてくる。こんなに、みんなが叫んでるんだ。変えられないわけがない。難しいことは勉強不足でわからない、でも、知識的な確信ではなくても、人々の熱気の中で強くそう感じた。

 「ありがとう、しょうちゃん」友人たちはそう言って帰っていった。「ありがとう」を言いたいのはこっちなのに。「いざという時に人の本性は出る」と言われるが本当にそう思う。今が、「いざという時」なのだ。その人個人の本質、あるいは、人と人との関係の本質がクッキリあらわれてしまう。今回、6人の友人が駆けつけてくれたことで確信した。私は、少なくともこの人たちとは真にちゃんとした人間関係を築いてきたのだ。イマイチさえない男友達がいつまでたってももてないのはなんでだろう、と思っていたけど、理由は「いざという時」ダメだからだ。勝負弱くて理屈ばっかりこねてフットワークが重たい。「やるときゃやる」人がやっぱりかっこいい。男でも女でも。そういう意味で見ると、私の彼氏はけっこうかっこいい。友達も本当にパッと動ける行動力があってかっこいいと思う。

 「来週も行くやろ?29、うちバイトやったっけな?まーいーや、だいじょぶやろ」帰りしなにナオは当たり前のように言った。ヤマちゃんがWEB掲示板にピースウォークの感想を書き込んだ後、「私もピースウォーク行きたい!次はいつ!?」という子が他に5人くらいいた。口コミパワーはすごい。次は、和世ちゃんは彼氏を、ナオはお兄ちゃんを、シバタは友達を連れてくるかもしれないらしい。
「人脈は銃よりも強し」。
                                       2003年3月23日  翔子
反戦共同行動委員会のホームページより転載
Stop War! World Action 3・22
3月22日、Stop War! World Action 3.22実行委員会が、イラク戦争開戦を許さず渋谷デモに立ちました。
  「この戦争を止めよう」の声が響き渡り、沿道の多くの人々がデモに合流しました。
  集会では、多くの若者たちが次々と発言し、戦争動員を強制されることに反対して、医療労働者も発言しました。
  3月20日の開戦に対して、全世界で抗議行動が連日のように闘われています。すでにベトナム戦争の時を越える高揚が世界中の国を覆っています。3月22日には、イギリスでアメリカで労働組合などが、イラク戦争と戦争動員に反対して一斉行動を呼びかけました。
  この日の行動は、全世界の一斉行動の一環として闘われ、4000人の人が渋谷デモに参加しました。
」を先頭にして、「イラクの子どもたち」などの反戦の歌を
歌いながら、活気あふれるデモ。
次々と沿道から若者たちが合流してきました。
参加者が増えた隊列は、繁華街でますます力強く
訴えました。
集会には、3000人が集まりました。

「人手が足りなくて、ただでさえ仕事が大変なのに、
どうして戦場に送られなければならないの!」と、
医療労働者が訴えました。

イラク戦争開戦に抗議して一斉行動を呼びかけたイギリスのStop the War Coalition (イギリスの「戦争阻止連合」)が呼びかけたロンドン75万人デモ。Stop War! World Action 3.22の行動は、この全世界の闘いの一環として高揚しました。 Stop the War Coalition (イギリスの「戦争阻止連合」)のホームページより
(警視庁による弁護士への暴行弾劾!) 
 なお、この日のデモに参加していた弁護士が、警察の不当なデモ規制に抗議しました。これに対して警視庁公安部の私服刑事が、数人がかりでこの弁護士を引きずり出し、道路わきに連れ込んで殴りかかろうとしました。このような暴行は絶対に許せません。徹底的に警視庁の責任を追求します。

  名古屋刑務所での看守による収容者に対する殺害事件のように、公務員による公権力を乱用した犯罪行為が相次いでいます。警視庁の公安部とは、戦前の特高警察にあたります。戦争が始まっているので再び特高警察が台頭し、民間人や弁護士まで違法な弾圧をかけようとしているのです。

 このような行為は、特別公務員暴行陵虐罪(刑法195条)で罰せられるべきです。弾圧との闘いは、戦争反対の重要な闘いの一環です。

 警視庁による反戦デモへの不当な規制を絶対に許さず、弁護士への暴行事件の責任を追及して闘いましょう 
今、世界では・・・
カナダ・モントリオール 200.000万人以上 3・22 ソウル
リスボン 70000人
フィリピン・マニラ  3・23 カナダ・シアトル

3月24日(月) 「街」日誌
イラク攻撃許すな! 3・22〜23ヨコスカ行動
があったので、ヨッシー、フッ君、ガンちゃん、サギリちゃんの若者組が参加。熟年組は休養。
 横須賀中央駅〜米軍基地ゲート前で「イラク攻撃をやめろ!」の抗議のアピール〜
ヴェルニー公園まで一回目のデモ。
 「イラク反戦・ストリート・ファイティング・バンド」のライブ
 公園でリレートーク。小学校の先生は「子どもたちは怖がっている。「小泉首相は戦争支持と言っている」と聞かれた 「子ども達が殺されるのを黙っていられない。戦争を止めるために一緒に行動しましょう」とガンちゃんが発言
二度目のデモをする。昼に特訓した太鼓もいい調子だ。
 イラクに行った高校生の末木さんも先頭でコール
 歩道橋では「イラク攻撃に反対」に共感する横須賀市民の熱い視線  戦争を止めるまで闘うぞ! のシュプレヒコール
 例によって途中でお疲れさま&腹ペコ ラーメン
 チャーハン&ラーメンを食べるサギリちゃん  天津丼&豚汁を食べるフッ君
みなさま
こんにちは、ごぶさたです。加藤久美子です。

実は、わたし2月15日から10日間、イラクに行ってきました。
取材の仕事で行ったのですが、報告を
http://www.du-japan.com/iraq_1.html
に書いてます。ぜひ読んでください。
戦争が始まる前に書いたものです。

今イラクでの映像を編集中なのですが3月24日(月)11時半からのテレビ朝日「ワイド!スクランブル」で
今回撮った映像の一部が流れます。ぜひご覧になってください。


さらに、イラクでの映像で緊急に「NO WAR on IRAQ!ダイジェスト版(6分)」を作りました。ビデオ(VHS)で、500円で販売してます。こちらも興味があればご連絡ください。

よろしくお願いします。

イラク攻撃が早く終わり
近いうちにお会いできること
いのりつつ

Iraq report 

かとうくみこ

2003年3月14日

爆弾を落とされる人の気持ちに近づきたかった。
日本で、テレビや新聞のニュースではわからないこと、それはバグダッドに暮らす人々の気持ちだった。出発を決めてから出発までの一週間、普段よりも注意深くニュースを見聞きしていたけれど、現在の「イラク」の姿は見えてこなかった。本も読んだけれど、実感できない。(池澤夏樹さんの『イラクのちいさな橋を渡って』はすばらしかったけれど!)
正直、これまでのわたしが持つイラクのイメージといえば、湾岸戦争、劣化ウラン弾で苦しむ子どもたち、そしてサダム・フセインしかなかった。


イラク関係のニュースは日々報道されている。けれど、周りの友だちに、「バグダッドに行く」と言っても、「バグダッドってどこ?」という答えが帰ってくる。テレビや新聞のニュースは「生活」から遠い。だから知りたかった。イラクの人はどんな人なのか?イラクの生活ってどんなものなのか。


イラクには日本から直行便は飛んでいないので、アムステルダム経由でヨルダンのアンマンまで飛んだ。フライトだけでも17時間近くかかる。そこから陸路でバグダッドを目指す。アンマンから国境に着いたのはちょうど夜明けで、青と紫と赤の空が広がっていた。朝日が登ってきて道を照らし、車の影を作る。無事国境を越え、イラクに入ると道は広い。茶色い砂漠が広がる。車はバグダッドへと、イラク音楽の威勢の良いテープをかけながら猛スピードで走る。音楽と風景は、とても遠くへ来たこと感じさせてくれる。


日本を2月15日に出発し、16日にやっとバグダッドに着いた。バグダッドは、道も空も広い、のびのびした街だ。チグリスはゆったりと流れ、昼も夜も美しい。レストランもインターネットカフェも、しゃれたお茶屋さんも、いろんなお店もある。治安はとても良く、物捕りに遭う雰囲気もない。もっと荒廃し緊張した街かと思っていたが、それはまったく違った。アンマンよりもリラックスした雰囲気を感じた。わたしにとって初めてのバグダッドは平和に見えた。


今回参加したNASYO(非同盟学生青年機構)のプログラムは17-21日で、学校や病院などを訪問したり、会議をおこなったり、ファッションショーやCulture Nightのような催しも企画されていた。全世界から何百人もの参加者が来ている。世界中の人々がイラク攻撃に反対している。日本からも100人近い人々が、思想の違いを超えて右も左も関係なく、参加していた。日本の反戦・非戦運動は、2月15日の世界的盛り上がりから見ても、ちっぽけだ。世界の主要都市では何十万人という人が集まっているのにもかかわらず、東京は1万人にも満たないノ。けれどこの会議でのプレゼンスは大きかった。バグダッドでは、みんな協力できるのに、どうして日本では協力して一丸となって盛り上がれないのかと少し悲しくなる。
(★追記:3月8日のピースウォークは盛り上がり、東京だけで4万人、全国で5万2千人が参加した。それに参加すると「戦争はいやだ」「イラク攻撃は間違っている」と思って、個人的に参加してる人が多かった。この日も思想の違いを超えて、いろんな人が集まっており、やっと日本の「戦争反対」の声も盛り上がってきた、と希望をもった。)


会議の最中、抜け出して街を歩いてみた。外国人は珍しいのか、ものすごくじろじろ見られる。けれど、敵意は感じない。にこにこしながら「ミスター!ミスター!」と声をかけてくれる。なぜか、女の人にも、振り向くまで「ミスター!」攻撃である。わたしは心の中で、ミスターじゃないっ!とつっこんでいた。もちろん英語が話せる人は「マダーム」と声をかけてくれるのだが。


もっと直接的に「ヤパニ?ジャパン?」と聞いてくる人もいる。そうだと言うとそのおじさんは、「グーッド」と親指を立てて言ってくれた。わざわざそばにきて、「welcome!」といってくれる人も、何人もいた。「バグダッドはどうだ?」という質問もよく受けた。「よい街だ」というと、「バグダッドへようこそ!」とにっこり笑われる。その笑顔にやさしさをとても感じた。わたしはアラビア語ができないのでそれ以上の話にはならないけれど、外国人に対する「もてなし」の気持ちを強く感じた。人々は本当にフレンドリーだった。


途中、両替屋さんのおじさんに、チャイを飲んでけと誘われた。やんわりと断っているとペプシならどうだ!とおしきられ、ソファーに座って話を聞いた。(ちなみに『コーラ』のことはイラクでは『コカコーラ』や『コーク』ではなく『ペプシ』である。レストランでも「ペプシかセブンアップか」と聞かれることがほとんどだった。)
両替屋のおじさんは、わたしたちにペプシをおごってくれながら、昔は3ドル1イラクディナールだったのに今は2500だ、と札束をつかんで嘆いていた。するとそこのもう一人のおじさんが、「でもきっと状況は変わるから、見ていてごらん」と強い目をして言った。彼は「イラクの状況はきっとよくなると信じている」と言った。そして彼は「No one wants war, no one.(だれも戦争なんて望んでない)」と悲しそうな目で言った。そう、誰だって戦争はいやだ。


イラクの人は明るくてまじめで、12年にもわたる経済制裁下でも工夫して、暮らしてきた。たとえば車はぼろぼろだけれども、あちこちの会社のいろんなパーツをつなぎ合わせて、走れるように整備して乗っている。新しい機械はほとんど入ってこなかった。(最近、コンピューターはすり抜けて入ってきているようだ。インターネット文化は少しずつ成長中らしい)だから工夫するしかない。手持ちのものを使いまわして、とことん利用する。イラク人は経済制裁下で、器用に、そして強く賢くなった。

18日には有名な「サダム子ども病院」と「アメリヤシェルター」を見学した。サダム子ども病院には、難病の子どもばかり集められているらしい。大きなバスで病院に行き、ぞろぞろと病室に入っていくだけでも気が引けていたが、ベッドの上でぴくりとも動かない脳死状態の子どもがいて、鉛を飲み込んだような気持ちになる。ベッドのそばで家族がずっと泣いていた。静かに泣いていた。医療機器につながれた、ちいさなちいさな死にゆく子ども。これはこの病院の日常風景なのだろう。辛くて悲しくて、でも伝えなくちゃと思って、ビデオをまわした。国連の報告では、湾岸戦争後の8年間(91年〜98年)で60万人の子どもが栄養失調や、薬不足で死んでいった。毎日、何百人もの子どもが死んでいったことになる。病院を出て、子どもの明るい元気な笑顔に出会うと、ほっとした。

「アメリヤシェルター」は湾岸戦争のとき、アメリカ軍が『誤爆』し、そこに逃げ込んでいた400人以上が、亡くなった場所だ。2発の爆弾はシェルター内を地獄に変えた。一発は分厚い壁に穴を開け、もう一発はその穴から中に入り爆発した。イラクで一番大きくて安全だと言われていたそのシェルターには、爆撃を逃れようと多くの女性や子どもが集まってきていた。だれもシェルターに爆弾が打ち込まれるなんて思っていなかった。地面には人の影が残っている。広島の原爆で一瞬にして人が蒸発して消えて影だけ残ったように。
わたしたちがここを訪れたとき、たまたま停電になった。シェルターの中は真っ暗になった。その暗闇の中で、ここで暮らして亡くなった人々のことを思った。今は、整備され、きれいになっているが、どんなにひどいことがこの場所で起こったのか、停電のおかげのその暗さでじっと考えた。


たった2発の爆弾でもこんなにひどいことが起こる。もしイラク攻撃がまた起こったら、大変な事になる。誰か(何か)によって、一瞬で自分の生活が、幸せに生きる権利が奪われてしまうこと、そんなひどいことはないと思う。戦争はいやだし、爆撃もいやだ。戦争は何も生み出さない。殺し、奪うだけだ。

この日、通訳のボランティアで来ていた高校生の男の子にバスの中で、アメリカが攻撃をすると言っているけどどう思うかと聞いてみた。彼はわたしにこういった。「みんなもう、戦争や爆撃にうんざりしているんだよ。だから今さら怖いとかじゃなくてうんざりという感じ。今までも戦争はあったし、もうみんな慣れてしまったよ。」その子とは、映画や音楽の話、コンピューターや普段の生活のことをいろいろ話して仲良くなった。学校に通い、家族や友だちと過ごし、わたしたちと同じようにメールで世界に友達を作っている彼。ブライアン・アダムスとマトリックスが大好きな彼。そのわたしの友だちの上にも、爆弾が落ちるかもしれない。

平和に見えるバグダッド、のんびりしていて、こちらが拍子抜けするほどだ。人々も楽観的に見える。「アメリカの軍隊が1メートルでもイラクの国内に入ってきたら、勇敢なイラク人が首をちょん切ってやる!」というおじさんもいる。その気持ちも本当だ。別に『攻撃』したいわけじゃない。戦争になんてなってほしくないとみんな思ってる。けれど、やってこられたら、自分たちを守るしかない。イラクの人々はどう考えてもつりあわない兵力のアメリカ軍に対しても、自信満々で「イラク人は勇敢だから大丈夫」と言う。
けれど実際に自宅まで行ってゆっくり話を聞くと、人々がとても恐れているのが分かる。どこの家庭でも、水や小麦粉、油を貯蔵している。冷蔵庫や冷凍庫は食料でいっぱいにしてある。燃料や発電機、ランプが用意してある。そして銃がどこの家にもある。


「近い将来に戦争は起こると思うか?」「ニュースはどうだ」とよく聞かれた。わたしは戦争にはならないと胸を張って答えたいけれど、わたしがならないと言ったところで、現状は変わらない。「戦争はないと信じています」と答えていた。みんな怖がっている。安心したいのだ。去年からアメリカがイラク攻撃をすると言われてきて、状況は日々良くも悪くもなる。毎日のニュースに一喜一憂だ。そんな状態が続いて、人々は精神的に疲れている。

爆弾が落ちるかもしれないという恐怖の中で暮らすことは、近い未来の予定が立てられないということだ。今年就職予定の学生はどうなるのか。例えば戦争で学校が中断したら、どういう風に再開するのか。誰も想像つかない。だから考えられない。考えないようにして。毎日同じように暮らす。「もし」戦争がおきたらのことだからと、自分に言い聞かせる。

イラクから出て行ける人は出て行く。しかしそれも一握りの人たちだけだ。仕事や学校や家族や、離れられない理由は大きい。残る人たちはさらに、重たい気持ちになる。

イラクでは結婚ラッシュだと聞いたけれども、その気持ちも分かる。わたしたちが泊まっていたホテルでも、毎日のように結婚式をやっていた。確かなものがほしいのだ。明日攻撃が始まったら、死んでしまうかもしれない。好きな人と離れ離れになるかもしれない。そう思えば、早く結婚して絆を確かめたい。家族を持ちたい。わたしもそう考えると思う。

落ちてくるかもしれない爆弾に対して、そこで暮らす人々には何もできない。井戸を掘り、爆撃をたえるための穴を掘り、準備をしたらほかには何もできることはない。だから学校に行き、職場に行き、いつ始まるのかもわからない戦争の脅威の中で、暮らしていくほかない。そういう恐怖の中で、それでも毎日、食べ、祈り、働き、勉強し、人々は生きている。

わたしたちヒロシマの人間は、60年近く前にそういう気持ちを味わった。わたしはヒロシマ生まれヒロシマ育ち、わたしのばあちゃんは被爆者だ。1945年、市民の上に原子爆弾は落とされた。たくさんの子どもが死んだ。たくさんの大人が死んだ。広島は焼け野原になった。そしてヒトの生活はそこで途切れた。一瞬でたくさんの命が、人生が奪われた。東京大空襲だってそうだ。たくさんの市民が、アメリカの空爆によって殺された。犠牲者の数はヒロシマよりも多いのだ。そのような体験を持つ日本に住むわたしたちは、人々に落とされる爆弾を黙って見ていていいのだろうか。

人々の上に爆弾が落ちる。道で遊ぶ無邪気なこどもの、人なつこい笑顔のおばさんの、お茶をすする渋いおじいさんの上に爆弾が落ちる。わたしの知り合った優しい人たちの上に…。そんなことには絶対にさせてはいけない。アメリカという世界のいじめっ子をとめなくてはいけない。せめて、戦争はいやだと言おう。世界中の「戦争をいやだ」と言う声が、唯一イラクへの攻撃からイラクの人々を助けているのだから。

帰る前に、友人のお母さんに言われた一言が響いた。
「今度は平和なときに会いましょう」

今のバグダッドはもう平和じゃない。
http://www.du-japan.com/iraq_1.html 


   ソウルの1万人をはじめ、韓国の各地で戦争反対、
派兵反対要求集会

「23日の国会前派兵反対徹夜座り込みに参加しよう」

「米国の自由女神は今や略奪の魔女に変わる」
イラク平和チーム、ヨルダンのアンマンで戦争反対、派兵反対を呼び掛け
国会、24日に臨時国会を開き、派兵同意案処理予定
イラク反戦平和チーム、アンチウォーなど派兵反対署名進行中
                     チャムセサンニュース


米国の侵攻で負傷したイラクの少女
LaborNet Japan
より転載

[7信20:55]教保文庫前に集まった1万人の反戦デモ参加者は、「23日、国会に集まって派兵同意案を阻止」を確認し、整理集会を
進めている。ひとりのアメリカ人が壇上に出て「すべてのアメリカ人がブッシュにしたがっているわけではない。熱心に反戦運動をしているアメリカ人も多い」と明らかした。

戦争反対、派兵反対に参加しよう[韓国イラク反戦平和チーム、全国民衆連帯抜すい]
★24日、25日の12時に国会前に集まり「国会人間の帯で包囲」の行動に賛同しましょう。
★ 24日、25日の午後7時、国会前ろうそくのあかり集会に参加しましょう。
★23日から始まる国会前派兵反対闘争のニュースを周辺に知らせ、支持と賛同を訴えよう。掲示板、Eメール、メッセンジャーなどを活用してニュースを転載しよう。★平和を象徴するブルーリボン、ブルーの装身具(帽子、マフラー、ネクタイなど)を着用しよう。★反戦平和チームの活動及びイラク難民救護支援のために募金しよう。[後援口座:国民銀行527801-01-069645ヨムチャングン(IPT支援連帯)]
★リレー一日ハンスト/一人デモに参加しよう。(問い合わせ:女性解放連帯02-718-4535)
★毎晩7時、マロニエ公園で反戦平和チームに会って平和のろうそくのあかりを上げよう。
★米大使館前を通るときにはクラクションを鳴らそう。
★ホワイトハウス、大統領府、国防部に抗議メールを送ろう。

また光化門に巨大なろうそくのあかりが上がった
[6信20:20]光化門教保文庫前を戦争反対、派兵反対のろうそく
のあかりがきらめく中で「派兵反対」を叫ぶ市民等の自由発言が続いている。
[2信17:50]ソウル宗廟公園では、 1万人あまりの市民、
学生が集まり「戦争反対、派兵反対」の声を叫んでいる。

クイル中学校で修学を教えるファンヨンフィ先生は、詩を引用して「あまりに道理に合わないことをされた時、私達が知らないふりをしていれば、いざ私達にひどいことをされた時、他の人々も知らないふりをするだろう」と語り、「中学校2学年を教えているが、そんな小さい学生達も戦争に反対している」と語り、「平和を愛する方法を教える先生になる」と断言した。

女子中学生汎対委でキャンドルデモ・ボランティア団として活動している恩光女子中3年の許某さんは、「この韓国で二度と米軍犯罪が起きないように、 SOFAを改正して殺人米軍が撤収するように117日間、ろうそくのあかりを持ってきた」としながら「ブッシュがさらに狂い、その傲慢さを露骨に見せている今、第二、第三のヒョスンさんミソンさんが出てこないように、罪のない若者達が派兵でつれていかれないように闘い、このろうそくのあかりを絶対におろさない」と訴えた。

全農のチョングァンフン前議長は「韓国のろうそくのあかりは反米のろうそくのあかりではない、というデマには絶対に同意しないでくれ」と語り、司会者は「117日間、われわれはこの場でろうそくのあかりを点し、今、このろうそくのあかりは反戦のろうそくのあかりになって集まった」と感動した。

保健医療団体のウソッキュン政策局長は、「バグダッドには軍人だけがいるように言われるが、そこには5百万のバグダッドの民衆がいて、このうち子供は250万人」とし「イラクの子供の40%が栄養失調で死んでいる。彼らに必要なのは武器ではなく、牛乳と医薬品」だと語った。ウ政策局長はまた、「ブッシュはミサイルの目標が民間施設ではないというが、発電所と病院を爆撃している」とし、「これは食糧配給に依存しているイラク民衆を飢え死にさせる行為で、正義と民主主義の名で進められる大量虐殺でしかない」と強く批判した。

この他にも、仁川から来たイジンソク氏は「今日の集会で盧武鉉大統領が言った通り、警察は強硬対応をしなかったが、これは盧武鉉大統領の二枚舌的なジェスチャーで、戦争反対と派兵を分離させようとする術策であることをよく知っている」とし、「こんな時ほど、もっと多くの市民が戦争反対、派兵反対に参加すべきだ」と指摘した。

[5信19:10]道路二車線で教保文庫に向かって行進した反戦集会参加者は、光化門教保文庫前に到着し、道路の全車線を占領してキャンドルデモを始めるために、その場をまとめている。教保文庫前に既にろうそくのあかりを持ち、行進の隊伍を待っていた人々もこの隊列に参加し、「戦争反対、派兵反対」のろうそくのあかりを持った 1万人が声を張り上げて「朝つゆ」を歌っている。

警察は去る20日の反戦集会の時と同じように、光化門交差点に向かう車道全車線に機動隊バスをつなげて駐車させ、立ちはだかっている。

[4信18:30]1万人の反戦デモ参加者が光化門に向けて行進をはじめると、警察が鍾路国税庁前で行進を妨害した。警察は「申告された場所で集会をしなさい」と放送しており、通りがかりの市民が「なぜ妨害するのか」と警察に抗議している。

[3信18:05]5時45分頃、ソウル宗廟の集会参加者は、星条旗とブッシュの顔が描かれた懸垂幕を燃やす象徴儀式を行い、行進を始めた。司会者は集会参加者に「明日(23日)4時に国会前で行われる派兵反対徹夜座り込みと集会に今日の集会参加者をはじめ、すべての市民が集まるように」と繰り返し要請し、「トルコ議会が米軍基地使用案を否決したように、韓国も派兵案を否決しなければならない」と語った。民主労総などは23日から3泊4日の国会前徹夜座り込みに入り、派兵反対阻止決意大会と国会を取り囲む人間の帯などを行う予定で、派兵同意案処理が差し迫っているだけに、全国から上京して座り込みに参加する人々も相当数いるものと予想されている。

民主労総のユドクサン委員長職務代行は、「今回の米国のイラク侵攻は戦争でもなく、単なる殺戮の蛮行でしかない」とし「韓国民の名でこのような野蛮な行為を即刻中断することを要求する」と明らかにした。ユドクサン職務代行はまた「イラク2400万の民衆のうち、1500万は15歳以下の子供だということを考えれば、この戦争が殺人蛮行で殺戮だという点は一層明らかだ」とし、「11年前の湾岸戦争で米国が子供と女性400人あまりが待避していた場所をミサイルで攻撃したという事実をわれわれははっきり記憶している」と明らかにした。

この日の大会には改革国民党のキムウォニュン、民主党のキムクンテ議員などの国会議員6人が壇上に上がり、反戦、派兵反対の立場を明らかにした。改革国民党のキムウォニュン議員は、「第二次大戦でのヨーロッパ全体の死亡者数より多くの人が死んだ残酷な韓国戦を体験し、われわれは既に反戦平和の硬い意志を持っている」とし、「非道徳な戦争を防止しなければならず、韓国の若者を侵略戦争の虐殺行為に追いやることはできない」と要求した。金議員はまた、「米国は今回の戦争で石油を得られるのかもしれないが、国際社会で悪の戦争だという汚名を得るだろう」「米国の自由の女神は今や略奪の魔女に変わる」と厳しい忠告をした。金議員は「盧武鉉政権の派兵の決定を見て、屈従的な韓米関係の深刻さをまた感じた」「仮に朝鮮半島の平和と同盟国家の関係のひとつを選択しろと言うのなら、米国との同盟関係を放棄すべきだ」と盧武鉉政権に警告した。

5時20分頃、ヨルダンのアンマンにいる韓国イラク反戦平和チームと民主労総戦争反対代表団との国際電話があった。アンマンのキムヒョンタク民主労総副委員長は、「アンマンでも戦争反対集会が行われている」とし、「アンマンと韓国、全世界の民衆が同時に連帯して戦争反対の声を上げ、戦争を防ぎきろう」と訴えた。彼らはこれに先だつ5時頃(韓国時間)にヨルダンの韓国大使館前で記者会見を開き、「第二のベトナムになるイラクに向けられた米国の侵略に、韓国政府は軍隊派兵の決定を即刻撤回しろ」と要求し、電話通話を通じてオギムスギ氏とキムヒョンタク民主労総副委員長が記者会見文をソウルの集会参席者に朗読した。

彼らは「韓国政府が派兵しようとしている場所には、世界平和を熱望し、イラク戦争に反対してきた私たちが立っていることを理解すべきだ」とし、「その銃が狙っている所に、そのミサイルの目標点に、韓国のイラク平和チーム3人が防毒面ひとつつけず、この戦争でやられるイラクの民衆と共に戦争を体験するために、 48時間の空襲の中にいる」と明らかにした。彼らはまた、「韓国軍がこの汚い侵略の戦争に参加するのであれば、われわれはこの世界に向かった米軍の犯罪とともに、彼らの共犯になる韓国軍の非道徳な参戦を共に証言する」とし、「私達が見たイラクの平和を、彼らが殺した無事な人々を、血と共に奪われた石油を、多くの平和運動家を殺して得た勝利の汚い顔を証言するわれわれの言葉と本当の勝利を防ぐことはできない」と警告した。

今日の戦争反対派兵反対決意大会は、ソウルばかりでなく、全国各地で同時に進められている。

全州では午後3時頃、300人余りの市民が全州コアデパート前に集まり「今日はイラク、明日は朝鮮半島、戦争反対、派兵反対全羅北道民決意大会」を開いた。決意大会では、米国のイラク侵攻と韓国政府の派兵方針を糾弾する発言が続き、参加者はこの日の集会以後、全北大裏門でキャンドルデモと徹夜座り込みを行い、 23日の国会前派兵反対徹夜座り込みに合流するためにソウルに上京する予定だ。

[1信16:32]国会が24日に臨時国会を開き、イラク戦国軍派遣同意案を処理することにしているため、民主労総が緊急指針で23日の午後4時から国会前で「戦争糾弾、派兵反対キャンドルデモ徹夜座り込み」を行うことに決定した。民主労総は23日の徹夜座り込みに突入以後、 24日に緊急記者会見を開き、同日午後2時に「韓国軍派兵国会本会議国会通過阻止集会」を開く予定で、首都圏労組の代表者及び幹部と組合員などが総集結することを要請している。

政府はイラク戦派兵案に対して与野3党が超党的な協力の意思を明らかにしており、問題なく国会を通過するものと見ている。

民主労総と各界の市民社会団体は、「今回の派兵は米国の汚い侵略戦争に寄り添うもので、野蛮な殺戮戦争の戦犯になる」と強く反発しており、韓国イラク反戦平和チーム(http://iraqpeace.ngotimes.net/)、アンチウォー(http://antiwar.or.kr/)などはホームページの掲示板で派兵反対署名を受けている。また女子中学生汎対委は[派兵反対]のヘッダーを付けて大統領府、国会の掲示板に抗議文を載せることを要請している。
                   2003年03月22日16:32:57 キムミラ(raise@jinbo.net)http://cast.jinbo.net/news/show.php?docnbr=27920

Anti-war protest in Seoul draws thousands
Today, March 21, nearly 15,000-20,000


 22日、イラクでの戦争に抗議、ニューヨークのブロードウェーを行進する反対派(AP=共同)
 
「ブッシュを糾弾せよ」 NYで20万人が反戦デモ
 【ニューヨーク22日共同】イラク戦争が始まって初の週末となった22日、世界各地で多くの市民が米英両国に攻撃の中止を求め、デモに参加した。
 米ニューヨークでは目抜き通りのブロードウェーに、反戦派の市民が集結。主催者団体の1つ「平和と正義のための連合」によると、推定10万−20万人が参加し、イラク情勢が緊迫化して以来、最大規模の抗議行動となった。
 「ブッシュ(米大統領)を糾弾せよ」「金は戦争より雇用に使え」。幅広い年齢層の参加者は、手作りのプラカードを手に約2キロ行進した。
 新たなテロの防止に警戒を強める同市警は約2000人の警察官を動員したが、逮捕者などは報告されていない。
 フランスでは、パリ東部のレピュブリック広場で高校生ら約9万人が「B52爆撃機のフランス領空通過を認めるな」などと書いたプラカードを掲げて行進。第2の都市、南部マルセイユでも約1万人が集まり、ブッシュ大統領を「暗殺者」と批判した。(共同通信)
<イラク戦争>トマホーク発射数はすでに湾岸戦争上回る
 【米空母キティホーク艦上(ペルシャ湾北部)井上卓弥】米空母キティホークの広報担当者は22日夜、イラク戦争が開始された20日未明から22日朝までに、ペルシャ湾や紅海に展開する米英艦船計30隻からイラク領内に向け、約350基の巡航ミサイル「トマホーク」が発射されたことを明らかにした。すでに91年の湾岸戦争時(45日間)の288基を上回るハイペースという。

 一方、イラク南部バスラの北西約60キロの町アルクルナ付近で22日午後、北上する第1海兵遠征軍の支援作戦に参加したキティホーク艦載の戦闘機F14トムキャット4機が、イラク軍の砲台などにレーザー誘導ミサイル7発を打ち込んだ。大規模空爆作戦は同日も続いて行われ、正午前から23日未明までにキティホークから前日の100機を超える約130機が作戦飛行に向かった。(毎日新聞)

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