民主労総のユドクサン委員長職務代行は、「今回の米国のイラク侵攻は戦争でもなく、単なる殺戮の蛮行でしかない」とし「韓国民の名でこのような野蛮な行為を即刻中断することを要求する」と明らかにした。ユドクサン職務代行はまた「イラク2400万の民衆のうち、1500万は15歳以下の子供だということを考えれば、この戦争が殺人蛮行で殺戮だという点は一層明らかだ」とし、「11年前の湾岸戦争で米国が子供と女性400人あまりが待避していた場所をミサイルで攻撃したという事実をわれわれははっきり記憶している」と明らかにした。
この日の大会には改革国民党のキムウォニュン、民主党のキムクンテ議員などの国会議員6人が壇上に上がり、反戦、派兵反対の立場を明らかにした。改革国民党のキムウォニュン議員は、「第二次大戦でのヨーロッパ全体の死亡者数より多くの人が死んだ残酷な韓国戦を体験し、われわれは既に反戦平和の硬い意志を持っている」とし、「非道徳な戦争を防止しなければならず、韓国の若者を侵略戦争の虐殺行為に追いやることはできない」と要求した。金議員はまた、「米国は今回の戦争で石油を得られるのかもしれないが、国際社会で悪の戦争だという汚名を得るだろう」「米国の自由の女神は今や略奪の魔女に変わる」と厳しい忠告をした。金議員は「盧武鉉政権の派兵の決定を見て、屈従的な韓米関係の深刻さをまた感じた」「仮に朝鮮半島の平和と同盟国家の関係のひとつを選択しろと言うのなら、米国との同盟関係を放棄すべきだ」と盧武鉉政権に警告した。
5時20分頃、ヨルダンのアンマンにいる韓国イラク反戦平和チームと民主労総戦争反対代表団との国際電話があった。アンマンのキムヒョンタク民主労総副委員長は、「アンマンでも戦争反対集会が行われている」とし、「アンマンと韓国、全世界の民衆が同時に連帯して戦争反対の声を上げ、戦争を防ぎきろう」と訴えた。彼らはこれに先だつ5時頃(韓国時間)にヨルダンの韓国大使館前で記者会見を開き、「第二のベトナムになるイラクに向けられた米国の侵略に、韓国政府は軍隊派兵の決定を即刻撤回しろ」と要求し、電話通話を通じてオギムスギ氏とキムヒョンタク民主労総副委員長が記者会見文をソウルの集会参席者に朗読した。
彼らは「韓国政府が派兵しようとしている場所には、世界平和を熱望し、イラク戦争に反対してきた私たちが立っていることを理解すべきだ」とし、「その銃が狙っている所に、そのミサイルの目標点に、韓国のイラク平和チーム3人が防毒面ひとつつけず、この戦争でやられるイラクの民衆と共に戦争を体験するために、
48時間の空襲の中にいる」と明らかにした。彼らはまた、「韓国軍がこの汚い侵略の戦争に参加するのであれば、われわれはこの世界に向かった米軍の犯罪とともに、彼らの共犯になる韓国軍の非道徳な参戦を共に証言する」とし、「私達が見たイラクの平和を、彼らが殺した無事な人々を、血と共に奪われた石油を、多くの平和運動家を殺して得た勝利の汚い顔を証言するわれわれの言葉と本当の勝利を防ぐことはできない」と警告した。
今日の戦争反対派兵反対決意大会は、ソウルばかりでなく、全国各地で同時に進められている。
全州では午後3時頃、300人余りの市民が全州コアデパート前に集まり「今日はイラク、明日は朝鮮半島、戦争反対、派兵反対全羅北道民決意大会」を開いた。決意大会では、米国のイラク侵攻と韓国政府の派兵方針を糾弾する発言が続き、参加者はこの日の集会以後、全北大裏門でキャンドルデモと徹夜座り込みを行い、
23日の国会前派兵反対徹夜座り込みに合流するためにソウルに上京する予定だ。
[1信16:32]国会が24日に臨時国会を開き、イラク戦国軍派遣同意案を処理することにしているため、民主労総が緊急指針で23日の午後4時から国会前で「戦争糾弾、派兵反対キャンドルデモ徹夜座り込み」を行うことに決定した。民主労総は23日の徹夜座り込みに突入以後、
24日に緊急記者会見を開き、同日午後2時に「韓国軍派兵国会本会議国会通過阻止集会」を開く予定で、首都圏労組の代表者及び幹部と組合員などが総集結することを要請している。
政府はイラク戦派兵案に対して与野3党が超党的な協力の意思を明らかにしており、問題なく国会を通過するものと見ている。
民主労総と各界の市民社会団体は、「今回の派兵は米国の汚い侵略戦争に寄り添うもので、野蛮な殺戮戦争の戦犯になる」と強く反発しており、韓国イラク反戦平和チーム(http://iraqpeace.ngotimes.net/)、アンチウォー(http://antiwar.or.kr/)などはホームページの掲示板で派兵反対署名を受けている。また女子中学生汎対委は[派兵反対]のヘッダーを付けて大統領府、国会の掲示板に抗議文を載せることを要請している。
2003年03月22日16:32:57
キムミラ(raise@jinbo.net)http://cast.jinbo.net/news/show.php?docnbr=27920