イラクの子救おう/中部の中高生が募金活動
【北谷】「イラクの子供たちを救おう」―。子供が笑って暮らせるような未来を考えて活動している「笑(わら)ばあ会」のメンバーが20日、北谷町美浜の市民の広場でイラク戦争で犠牲になった子供たちのために募金活動を実施した。具志川東中学校と与勝高校の生徒ら約30人が参加。詩の朗読やダンスなどのストリートパフォーマンスを通して平和を訴え、道行く人たちにカンパを呼び掛けた。
募金活動に取り組んだ緑間優さん(具志川東中3年)は「イラクで亡くなった人の中には同じ年代の子供もいると思う。少しでもお金を集めて多くの人が助かってほしい」と参加した動機を説明。
また、大川ひろみさん(同)は「アフガニスタン戦争のときは、もどかしい気持ちでテレビを見ていたが声を上げることができなかった。戦争は何も残らない。人が亡くなるだけだ。今回は少しでも活動でき、大きな成長になると思う」と話し、平和の大切さを訴えた。
先月、ニューヨークで平和の大切さを訴えてきた与勝高校のメンバーらは棒術や詩の朗読を披露。具志川東中の生徒らもダンスで平和を訴え、「イラクの子供たちのためにカンパを」と募金を呼び掛けた。
写真説明:ダンスなどのストリートパフォーマンスで平和の大切さを訴え、カンパを呼び掛けた「笑ばあ会」のメンバーら=20日午後、北谷町美浜の市民の広場
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