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オープンスペース街・日誌

2003年4月E

「街」日誌の頁へ



4月26日(土) 「街」日誌
 「イラク反戦・ストリート・ファイティング・バンド」、今日のスケジュールは…、
NOイラク軍事占領! STOP有事法制! 杉並PEACE ACTION

■と き  4月26日(土) 午後3時集合 3時半デモ出発

■ところ  おしかわ公園(杉並区荻窪5-2-12)

■主 催 とめよう戦争への道!百万人署名運動 杉並連絡会(代表 白井佳夫)

      連絡先 杉並区久我山1-8-420 狩野方 電話090-2912-4152

↑ をクリック
25日夜、「街」で「ヨッシーとジュゴンの家」のライブ。20人ほどの人が参加しました
働くヨッシー 昼食はスパゲティ・ミートボール、ホタテ
のスープ、ツナサラダ、アイスクリーム
第一事業部の経理をするガンちゃん、
トミタさん
青木さんから里芋の差入れ (^o^)丿  外注仕事の階段掃除をする第二事業部の
新亀さん、大塚さん
4月から始まったメンバー委員会の
新規事業の実績報告。
ゼロからの出発でしたが、
第一事業部・沖縄物産販売(ガンちゃん)
は目標を突破、
第二事業部・掃除・犬の散歩など
(新亀さん・大塚さん・サギリちゃん)も好調、
第三事業部・ウエス販売(オヤジさん)は、
スタートしたばかり、
第4事業部・国労物販(フッ君)は、
5月から本格的に始動します。
店内を片付けて簡易タタミを敷いて客席を
作ると、マックが占領。
コヤジ君からお土産の差入れ 7時すぎ、ライブのスタート
 「心病んでも」を唄うガンちゃん ヨッシー
アリちゃん 「私が愛した街」を弾き語りするトミタさん  キーボードはチューやん
「ゆーじ君」を唄うヨーコちゃん ジャンベを叩くハネやん 10曲演奏した後、アンコールで「俺は
売れないロックンローラー」「介護保っ険」
「ヨッシーとジュゴンの家」「街」ライブは、
毎月1回、開きますので、
来てくださいネ。


その後で交流会。コヤジ君
差し入れの「ほうとう饅頭」。
12時近くまで熱く語り合いました。

 ≪家を出て街頭へ≫     竹内元
その時僕はアメリカ領事館の前にいた
イラクの戦争に反対する詩を書いていた僕は
開戦を止めようと領事館に抗議していた
開戦の第一報を聞いたのはその時だった
不思議と敗北感はなかった
僕らは始まることを止められなかったが
僕らがベトナム戦争を終わらせたように
戦争の世の中を終わらせることはできるはずだ

だから僕は殺されていく人々に共感しようと思う
最愛の夫を妻を失った人々の流す涙
子どもをなくした人々の涙
父を母をなくした子どもたちの流す涙
爆撃と銃撃の下で暮らす貧しい人々
その戦争に加担している国の僕が
彼ら彼女らと共感しうるのか
彼ら彼女らを殺している爆弾や銃弾を
放っているのは僕たちなのだ
でも、だからこそ僕は共感しようと思う

殺されていく人々が無意味に死ぬのでないとしたら
それは僕らの共感だ
殺されていく民衆と共に
戦争の世の中を終わらせるため
だから僕はまた家を出て
アメリカ領事館の前に立ち
街頭デモのなかに立とう
「Peace Choice−平和のための選択」 ピースチョイス情報(20)
★ ピースチョイス連絡会のHPにリンク集ができました。
www.3chan.net/~peacechoice/link.htm

相互リンクをしたい方、どうぞお気軽に連絡会の方にご連絡ください。よろしくお願
いします。


「ピースチョイス連絡会」
URL: www.3chan.net/~peacechoice
E-mail: peace@3chan.net

4月25日(金) 「街」日誌
本日
4月25日(金) 
PM6:00〜


ヨッシーとジュゴンの家
ライブ!!


リサイクルショップ「街」にて

п@03−3928−1378

入場無料

「心神喪失者医療観察法案」審議入りは5月6日
参議院法務委員会 : 5月6日(火) 13:00〜
・「心神法案」「心神法案修正部分」「民主党提出3法案」
  の各々について趣旨説明
・ 会場 : 未定
・ 所要時間 : 15分位?

 会長がお孫さんを連れて来店 昼食はホタテフライ丼、カボチャ  チューやんが早く戻ってきた
 隣りの選挙事務所にいるお相撲さんVSヨッシー
 記念写真 夕食はスキ焼きを12名で食べました
ちなみに23日の夕食は、
谷瀬さんカンパの「シマほっけ」に、
キノコ汁(椎茸・平茸、舞茸、しめじ)、
モズク酢、納豆という、
ヘルシー・メニュー

 「イラク反戦・ストリート・ファイティング・バンド」、今後のスケジュールは…、
NOイラク軍事占領! STOP有事法制! 杉並PEACE ACTION

■と き  4月26日(土) 午後3時集合 3時半デモ出発

■ところ  おしかわ公園(杉並区荻窪5-2-12)

■主 催 とめよう戦争への道!百万人署名運動 杉並連絡会(代表 白井佳夫)

      連絡先 杉並区久我山1-8-420 狩野方 電話090-2912-4152

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 反戦共同行動のホームページより
5・23大集会へ! 20労組が国会前で訴える

 

 4月24日、20労組は国会闘争に立ちました。約200人が集まり、切迫する有事法制を阻止する決意を明らかにしました。そして5月23日の午後6時半から明治公園で開催される大集会への結集が訴えられました。

 有事法制を政府は、5月中にも成立させようとしています。5・23を頂点とする全国さまざまな闘いで成立を阻止していくことが提起され、怒りのシュプレヒコールを国会に対してあげました。


自衛官募集情報収集問題 田中知事「大変に遺憾」 各市町村に周知を指示 /長野
 ◇県独自に調査の方針
 防衛庁が自衛官募集に使うために各自治体から適齢者名簿の提供を受けていた問題で、県が住民基本台帳法で閲覧が認められている情報以外に、世帯主などの情報も提供するよう定める手引を作成していたことが23日、分かった。田中康夫知事は手引に関し「もう長野県の見解ではない」との考えを改めて周知するよう指示し、各市町村や県庁内で個人情報保護の在り方に疑問があるようなケースがあるかどうかを県独自に調査する方針を明らかにした。【木村健二】

 県は99年6月に「自衛官募集事務の手引」を作成。各市町村が自衛官の適格者名簿を作成するように努めるよう定めている。手引中にある名簿の様式には、住民基本台帳法に基づき閲覧できる4情報(氏名、住所、生年月日、性別)のほかに、職業や世帯主氏名を記入する項目を設けている。

 県の各市町村への照会に対し、67市町村から回答があり(23日正午まで)、53市町村が適齢者情報を提供し、うち21市町村が4情報以外に世帯主などの情報も提供していた。防衛庁の内部調査では、県内112市町村から情報提供があったが、4情報以外の提供はなかったとされており、食い違いを見せている。

 23日には、住民基本台帳ネットワークシステムに関する「県本人確認情報保護審議会」(会長、不破泰・信州大助教授)が県庁で開かれ、手引の作成が問題視された。委員の清水勉弁護士は法律に明確な規定がないなどとして、「今の状態は違法で、手引は違法行為をほのめかしているようなものだ」と批判した。

 手引は99年以降は更新されていなかったが、手引に4情報以外の項目があったことに知事は「大変に遺憾だったと思う」と話し、4情報だけの提供にも県の方針を検討するとした。また、県個人情報保護条例には目的外利用の例外規定があるため、見直しを図ることにした。(毎日新聞)
米軍飛来「反対」で広報号外配布/平良市


米軍機の宮古空港使用に反対する号外を配る伊志嶺市長(右から2人目)=23日午後5時半ごろ、平良市内のスーパー前
 
 【宮古】在沖米海兵隊の輸送ヘリと空中給油機が宮古空港着陸を通告している問題で、平良市は23日、広報「ひらら」の号外として「使用絶対反対」のビラ5000部を作製、職員らが空港や商店街などで配布した。受け取った住民からは、島の空の玄関口を使うことに「なぜ民間空港を使うのか。飛来には反対」という声が上がっていた。
 米海兵隊については一昨年、昨年と同様の目的で、伊良部島の下地島空港を使用した。着陸時には市民団体が抗議行動を起こしたが、今回の「号外ビラ」は宮古では異例で、平良市では初めて。市内のスーパー前でビラを配った伊志嶺亮市長は「住民の生活路線で先島全域に支障が生じる恐れがある。市民とともに米軍使用反対の声を上げていく」と強調した。
 作製した号外は「米軍機の宮古空港使用は絶対反対」という見出し。伊志嶺市長が「宮古空港は毎日多くの人々が利用する。民間空港の強制使用は怒りを感じる。美しい自然がある宮古島で、米軍が日米地位協定を盾に空港を強制使用することは絶対に許さない」とコメントしている。
 号外を受け取った伊良部町の40代男性は「詳しい事情は分からないが、やっぱり反対。怖い気がする」、平良市の60代女性も「なぜ、宮古空港を使うのかね」と首をかしげた。

◇米軍が宮古空港使用を26日に変更
 在沖米海兵隊の外交政策部は23日午後、米比合同演習「バリカタン03」に参加する普天間基地所属のCH46輸送ヘリ六機とKC130空中給油機一機の宮古空港への着陸について、天候不良を理由に空港使用日を24日から26日に変更すると県基地対策室に通知した。
 時間は当初と同じ午前7時から10時。延期は沖縄南方海上にある台風2号の影響とみられる。着陸日は当初の22日から2度の変更で4日もずれ込み、フィリピン到着は演習開始後になる。
 米比合同演習は25日から5月9日までルソン島で実施され、沖縄から第三海兵師団、第三海兵役務支援群、宮古空港着陸のヘリが所属する第三六海兵航空群が参加する。すでに海兵隊員約450人が15日夜、那覇軍港から海兵隊の高速輸送船でフィリピンのスービック湾に向けて出発している。(琉球新報)
ビースティー・ボーイズ、5年振りの楽曲でブッシュを批判
Beastie Boysが約5年間のレコーディング冬眠から遂に目を覚ました。

ニューヨークで次のアルバムのための曲作りを行っているメンバーのMCA、Ad-Rock、そしてMike Dは、公式ウェブサイト(www.beastieboys.com)で「In a World Gone Mad(狂ってしまった世界)」という名の曲を公開した。

「ニューヨークにいて、毎日互いを見つめるうちに、俺たちはみんな、たった今目の前で何が起こっているのかを正確に語るべきだと切実に思ったんだ。」とMike D(写真)。

「どんどん禿げると同時に、どんどん爆弾を作っていくんだな/
 人生半ばの不安な戦争が明らかになると /
 お前はただコントロールしたいだけ /
 くだらねえ悪の核軸は止めておけ」
 と、ブッシュ政権のイラク攻撃に対する熱意を批判している。

「俺たちの中で、ブッシュがやろうとしていることや、彼のアメリカの代表としてのやり方に賛成している者はいないし、彼が俺たちの代表だとは思わないな。」とMCA。

「もし少数にでも俺たちのアイディアを聞いてもらえるチャンスがあるのなら、試すべきだと思った。テレビで俺たちの代表であるべき男を見ても、バカバカしく感じるだけだからね。」

Beastiesが「In a World Gone Mad」を作る気になったのは、ブッシュが戦争反対のデモを行っている人々の叫び声を、まるで聞こえないかのように振舞っていると感じたからかもしれない。しかしそれだけではなく、グラミー・アワードでアーティストたちが中東情勢について語ることが規制されていたという噂を聞いたことも、引き金となったという。誤報が続く中、Boysたちは昔のやり方を遂行しようと決心した。

「多くの人々は、イラクを9月11日(の同時多発テロ事件)とつなげて考えているようだ。」とMike D。
「俺からしてみると、政府は何の証拠も出してきていない。2つの出来事をつなげる決定的なことはまだ出てきていないのだから、2つを分けて考えることはとても重要だろう。」

4月24日(木) 「街」日誌

【コラム】私のオスカー授賞式、その後(マイケル・ムーア)
友人諸君、この2、3日中にブッシュ政権はイラク植民地化の達成には成功するだろう。これこそ、途方もない大間違いであり、そのために、これから何年間にもわたって、我々はその代償を支払い続けることになる。こんなことは、亡くなった何千ものイラク人は言うまでもなく、アメリカの軍服を着た若者たった1人の生命にも引き合わず、私としては、この人たちすべてを哀悼し、祈りたい。さあ、今度の戦争の口実になった大量破壊兵器はいったいどこにある? ハッ! ここで言いたいことは山ほどあるが、後の楽しみにとっておく。
 たった今、もっとも気になるのは、あなたがた、しょっぱなからこの戦争を支持しなかった大多数のアメリカ市民が、軍事的大勝利の大宣伝を目の当たりにして、沈黙したり、怖じ気づいたりはしないだろうかということだ。今こそ、これまでにも増して、平和と真実の声が聞こえていなければならない。私は心底から絶望した人々からのメールをどっさり受け取った。彼らの声は嘘っぱちの愛国心の鳴り物と爆撃音でかき消されてしまった。平和主義を明言してしまったことで、職場、学校、町内でしっぺ返しを受けるのではないかと怖れる人々もいる。いったん戦時ともなれば、抗議は「妥当」ではなく、「兵を支持する」ことこそが務めだと耳にタコができるほど聞かされた。

 2週間前のオスカー授賞式ステージでブッシュとこの戦争でを批判する演説をぶって以来、私の状況がどんなものだったか、あなた方に分かち合いたい。私の説法が、討論でもなんでも、あらゆる機会を捉え、あなた方が声を挙げる励ましになることを望む。アカデミー賞ドキュメンタリー部門の最優秀作品が「ボウリング・フォー・コロンバイン」と発表された時、観衆は総立ちになった。偉大な瞬間だった。私はいつまでも忘れないだろう。我々アメリカ人は希に見る暴力的な国民であり、大量に隠し持った銃で、互いに殺し合い、世界中の多くの国々に突きつけていると告発する映画に、総立ちで歓呼したのだ。ジョージ・W・ブッシュが架空の恐怖で国民を脅し、思うがままに野心を達成させていると、暴露する映画に拍手喝采していたのだ。第一次湾岸戦争はクウェートの独裁者の返り咲きを図った企みであり、サダム・フセインはアメリカが供与した武器で武装し、アメリカ政府は、制裁と爆撃により、これまでの10年間で、イラクの子どもたち50万人の死に対して責任があることを申し立てる映画に支持を表明したのだ。そういう映画に彼らは歓声を上げ、投票したのであり、私はスピーチで是非とも応えなければならないと意を決したのだ。

 だから、オスカーの壇上から私は次のように発言した。
 「私たちのプロデューサーであるキャサリン・グレン、(カナダの)ミカエル・ドノヴァンを代表し、私はアカデミーにこの受賞を感謝いたしたいと思います。ドキュメンタリー部門にノミネートされた他の方々にもこの壇上に一緒に上がっていただきました。私たちはノンフィクションが好きなので、このステージで連帯しているのです。ノンフィクションを愛するのも、嘘偽りの時代に生きているからなのです。嘘偽りの選挙結果による、嘘偽りの大統領を戴く時代に、私たちは生きているのです。たった今、嘘偽りの理由により、嘘偽りの戦争を推進しているのです。ミスター・ブッシュ、ダクトテープの作り話であれ、嘘偽りの『オレンジ警報』であれ、私たちはこの戦争に反対だ。恥を知れ。ミスター・ブッシュ、恥を知れ。ローマ教皇も、ディキシー・チックスも反対した今となっては、あんたはもうお終いだ」

 私の発言の半ばから、観衆の中から歓声が上がった。バルコニーの連中がすぐさま対抗して、ブーイングを始めた。すると、私の支持者たちが大喚声でブーイングを黙らせた。ロサンジェルス・タイムスの報道では、私の言葉を遮るために、ステージ監督が「音楽! 音楽!」とバンドに叫び、恭しい演奏が始まり、私の発言時間はなくなった。(私の発言主旨について、ロサンジェルス・タイムスへの私の投稿記事でもっと詳しく読めるし、私のウェブサイトはアメリカ中からの反響を掲載している)

 翌日に始まる2週間、右翼有識者たち、ラジオのお下劣系ディスクジョッキーたちが私の首を狩ろうと躍起になった。私がこんなゴタゴタで傷ついただろうか? 私を「黙らせる」ことができただろうか?

 では、私のオスカーの「しっぺ返し」を観てみよう。
 私がアカデミー授賞式でブッシュと戦争を批判した日の翌日、
(BoxOfficeMojo.comサイトのDAILY VARIETYによれば)「ボウリング・フォー・コロンバイン」上映館の観客全米動員数が110%アップ。続く週末、ボックス・オフィス集計は桁外れの73%アップ(バラエティ部門)。今や全米最長ロングラン興行を記録し、26週連続ランクイン、しかも大盛況だ。アカデミー賞この方、上映館数も「増加」している。興行収入は、これまでのボックス・オフィス集計のドキュメンタリー部門最高記録を300%近くの大差で塗り替えてしまった。

 昨日(4月6日)のニューヨークタイムズ紙ベストセラーリストで、「アホでマヌケなアメリカ人」が1位に返り咲いた。これでリスト入り50週目であり、うち8週がナンバー・ワンだったことになる。トップへの返り咲きは4度目であり、これは前代未聞のことだ。

 アカデミー受賞に続く週、私のホームページのヒット数は「1日」に1000万から2000万(ある日など、ホワイトハウスのヒット数を凌駕!)。寄せられるメールは圧倒的に私を肯定し、支持してくれている(罵倒メールは実に滑稽!)。

 アカデミー賞に続く2日間、アマゾン・コム・オンライン書店ビデオ予約数で、「ボウリング・フォー・コロンバイン」はオスカー最優秀作品賞「シカゴ」を上回った。

 この1週間で、私はドキュメンタリー映画次回作の製作資金を獲得し、テレビ作品「テレビ王国(TV NATION)」「恐るべき真実(THE AWFUl TRUTH)」アップデイト版製作の機会提供を受けた。

 我々が毎日のように聞かされているメッセージ―「その気になって、政治的な発言でもすれば、後悔する。傷つくことになるが、たいがいは経済的に困る。職を失い、雇ってくれなくなる。友人も失う。そんなことがどんどん続く」――こんな脅しに対抗したいから、私は皆さんに上記のように告げるのだ。ディキシー・チックスの話は皆さん既にご存知だと思うが、そのボーカルがブッシュと同じテキサス出身だから恥ずかしいと発言をしたので、CD売り上げは「ガタ落ち」、ラジオのカントリー専門局も曲を流すのをやめてしまったと言う。しかし実を言えば、CD売り上げは「落ちていない」。攻撃に晒された後も、ディキシー・チックスのアルバムは今週のビルボード・チャート、カントリー部門で1位につけているし、エンターテインメント・ウィークリーも、この大騒ぎにもかかわらず、彼らの曲はポップ・チャートで6位から4位に上昇したと報じている。フランク・リッチがニューヨーク・タイムズで、ディキシー・チックスのライブステージのチケットを何とか手に入れようとしたが、どのステージも完売だったと書いている。(昨日のニューヨーク・タイムズ紙のリッチ記者のコラム「ボウリング・フォア・ケネバンクポート」を読むには、ここをクリック。リッチ記者はこの件について実に適切に解説し、私の次回作と、その潜在的な影響力についても書いてくれている)

 ディキシー・チックスの「トラベリン・ソルジャー」(美しい反戦バラード)は先週のインターネット・リクエストで1位になった。彼女たちは実はなにも傷ついてなんかいないんだ

 しかし、メディアが視聴者に信じさせたいのはこんな事実ではない。何故か? 今、異議の声、それに疑問の声を「沈黙」させることよりも重要な事はないんだ。嘘偽りで塗り固めて、わずかの情報通の芸能人を押さえ込めさえすれば、平均的アメリカ人に「わぁ、ディキシー・チックスやマイケル・ムーアがあんな仕打ちを受けるんだったら、取るに足らない自分だったら、きっとひどい目に遭うだろう」と思わせるような、明確で声高なメッセージを届けることができる。言い換えれば、「黙ってろ!」なのだ。

 友人諸君! まさしくこれこそ、私がオスカーを獲得した映画の要点なのだ―すなわち、廻し者たちはいかにして「恐怖心」をかきたて、大衆を言うなりに操っているか。

 さて、こんな週にも良いニュースがあったとして、グッド・ニュースは、私も、他の人たちも沈黙などしていなかっただけではなく、同じ考えを分かち合っている何百万人ものアメリカ国民と結ばれていたという事実だ。いんちき愛国者たちが政治日程とディベート用語で煙に巻こうとしても、脅されることはない。戦争支持率70%という世論調査にくじけてはならない。調査対象になったのは、自分の(または近所の)子供がイラクの戦地に行かされた人々だということを忘れないで欲しい。人々は兵を心配し、望んでもいない戦争を支持するように囲い込まれたのだ。人々は友人、家族、
隣人の無言の帰宅を怖れている。皆、兵士たちが生きて帰還することを望んでいるし、私たち皆、この人たちに手を差し延べ、知るべき事を知っていただかなければならない。

 残念なことに、ブッシュ一族はこれでも満足しない。この侵略と征服に味をしめて、彼らはどこでも同じことをするだろう。この戦争の真の目的は「テキサスの邪魔をするな。お前の物は、我が物!」と全世界に宣言することだった。今は、平和と共にあるアメリカを信じる我々、多数派が黙っている時ではない。声を大にしよう。連中が骨抜きしようとも、それでも、ここは我々の国なのだから。
 諸君と共に、マイケル・ムーア
【4月7日付ロサンゼルス・タイムズ紙】
(抄訳・TUP速報・井上利男/中西仁美=ベリタ通信)

マイケル・ムーア 映画監督。「ボウリング・フォー・コロンバイン」で今年度アカデミー賞で最優秀ドキュメンタリー賞を獲得した。オスカー受賞の壇上でも「ブッシュよ恥を知れ。善良なアメリカ国民よ。今こそ声をそろえて平和を訴えるべきだ」と痛烈なブッシュ批判を放った。
<米ロッキード>イラク戦などで大幅な増収増益に 1〜3月期

 米防衛機器最大手のロッキード・マーチンが22日発表した今年1〜3月期決算の売上高は前年同期比18%増の70億5900万ドル、純利益は同15%増の2億5000万ドルと大幅な増収増益だった。イラク戦争などを背景にした防衛産業の需要増の恩恵で、事前の市場予想を上回る決算となった。

 主力のF16などの戦闘機の開発、納入など航空部門関連の売上高は57%増になり、好決算に寄与した。この結果、同社は2003年通期の1株当たりの利益見通しをこれまでの2.15―2.20ドルから2.20―2.30ドルに引き上げ、需要が堅調なことを裏付けた。(ニューヨーク共同)(毎日新聞)

世界の音楽界では、今…
対イラク攻撃…今、ミュージシャンたちの活動にも影響が出ています。
 George Michael "The Grave"
The Grave
REAL low / high
WMP low / high
George Michaelは先日、イラク戦争に対する彼自身の反戦デモとして、Don McLeanの71年のヒット曲「The Grave」をカヴァーしました。オリジナルに基づいたリリックを歌い上げるGeorgeのソウルフルなボーカルは、恐ろしいほど心に響いてきます。ここではMTVヨーロッパのスタジオでレコーディングされたこの曲をストリーミングで公開!

 ← の「REAL」「WMP」を右クリックして、開くと聴けます
 トミタさんに視聴してもらったけど、とてもいい詩だそうです。
 歌詞の訳が出来る方、したら教えてね。
 しかし、カルチャークラブのボーイ・ジョージが、こんなステキなオジさんに
 なってるなんて知らなかったわぁ。
ビースティー・ボーイズやオーディオスレイヴ、今だからこそ反戦メッセージ
「戦争!何のためになるんだ?」と70年代の名曲でEdwin Starrは叫んだ。
「何のためにもならない」と続くこの曲で1つ確かだったことは、戦争によって社会的な意識の高い名曲が生まれるということ。
ベトナム戦争がJohn Lennonの「Imagine」やBob Dylanの「Blowin' in the Wind」が書かれるインスピレーションとなったように、イラクでの戦争はBeastie BoysからRobbie Williamsまで、多くのアーティストが曲を通じて自己主張する動機となっている。米軍が中東に兵士たちを送り込んでいる状況下で、新しい世代のアーティストたちが平和を唱えるシングルやビデオを続々とリリースしている。

今何も言わないのは間違っていることだと、なんとなく感じたんだよね。」とウェブサイトを通じて反戦トラックをリリースしたBeastie BoysのMike Dは語った。
「自己主張をするのは愛国的ではないという風潮があるけれど、自分の意見を言うのは基本的に民主主義的で、アメリカ人的だと思う。だから自己主張はするべきだと考えたんだ。」

かつて、戦時中にミュージシャンが戦争反対の曲を作りたいと考えた場合、まずスタジオでのレコーディング時間を確保し、リリースするためにレーベルを説得するという時間を要する作業が大きく立ちはだかっていた。しかし、技術の発展により、今は自宅で曲をレコーディングし、インターネットで流すことが可能となり、時間やお金も最小限に抑えることができる。侵攻の前にいくつかの曲が浮上していたのもうなずける。

Beastie Boysと同じ様に、John Mellencampもウェブサイトを通じて「To Washington」というトラックをリリースしている。この曲でクリントン政権時代の「8年間の平和と繁栄」と、現在のブッシュ大統領下の時代を比べている。Yusuf Islam(元Cat Stevens)も、「Peace Train」と「Lady D'Arbanville」(現在は「Angel of War」)の新しいバージョンをレコーディングし、オンラインで提供している。

伝統的なスタイルで曲をリリースしているアーティストももちろんいる。Robbie Williamsは「Happy Easter (War Is Coming)」をレコーディング。こちらはJohn Lennonの71年のヒット曲「Happy Xmas (War Is Over)」へのオマージュであり、4月にリリース予定のシングル「Come Undone」のカップリング曲として収録される。

Madonnaファンは首を長くして「American Life」のビデオのリリースを待っている。こちらにも反戦メッセージが含まれている。

元々砂漠の嵐作戦を受けて書かれたSystem of a Downの反戦アンセム「Boom !」は、リリースするまでにあまりにも時間がかかってしまったため、湾岸戦争とは別の新しい戦争が始まってしまった。(写真=「Boom!」のミュージックビデオから)
「何かについて意見を言っている人を批判するのは簡単なコト。そういう事態に陥ると俺はいつも『別にこんな話をする必要がないのはわかっている、僕だって何も言いたくないよ。でも間違っているとことが沢山ありすぎるんだ』と言うんだ。」とボーカルのSerj Tankianは語った。
「Madonnnaとかが今の時代について自己主張していることは素晴らしいと思うよ。恐いのか、それとも十分に関心を持っていないという理由で何も言わない人が多いからね。」

多くのアーティストにとって、反戦ソングは意識して書くものではなく、気が付くとできてしまっているものらしい。自分の気持ちを曲に込めるケースが多いが、家族がイラクの戦場に送り込まれたSystem of a DownのDaron Malakianの場合、戦争はパーソナルなものなのだ。
「別に誰かを責めようと思っているわけじゃないんだ。ただ世界では悲しみがあふれていて、その感情が曲の中に力強く反映されてしまうんだ。説明するのは難しい。ただ色々と影響を受ける場面が多い状況下で、そういう感情が一切音楽に表れていない曲をリリースしているアーティストを見ると苛立ちを感じるんだ。」とMalakianは言う。

一方で政治活動が活発なバンドとして知られているBeastie Boysの「In a World Gone Mad」は、無意識に出来上がった曲ではない。インパクトを与えることを目的に、意識的作られた反戦ソングだ。
「世界中の人が耳にする曲を作ることができるんだ。」とMike D。
「世界中の人はブッシュ大統領の意見や目的についての情報しか入ってきていないと思うんだ。でもそれとは全く違う意見や考えがあるということ知ってもらいたいんだ。」

コンサートのセットリストにElvis Costelloの「(What's So Funny 'Bout) Peace, Love and Understanding」を加えたAudioslaveのTom Morelloは、歴史的にも反戦ソングの重要性について語った。
「1900年代初期に南部で奴隷たちが歌った入魂歌にしても、60年代のベトナム戦争反戦ソングにしても、the Clash、Public Enemy、Rage Against the Machineなどの音楽にしても、アーティストは自分達が生きる時代に対して音楽を通して主張をしてきた。音楽のメッセージ性に共感し、人々が集まって何らかの変化をもたらすこともできる。音楽はそんな重要なきっかけになりうる力を持っているんだ。」とMorelloは語った。
「政治的なメッセージが含まれている曲や芸術的な表現は、人の気持ちに変化をもたらすという意味ではなく、そんな意見を持っている人が自分ひとりだけではないということを再認識できるという意味でとても重要なんだと思う。」

Corey Moss, MTV News

レニー・クラヴィッツやR.E.M.が反戦ソングをレコーディング
イラクでの対立が激化する中、ミュージシャンが続々と反戦ソングをリリースしている。最近ではLenny Kravitz(写真)とR.E.M.が新たにこのリストに加わった。

Lenny Kravitzはスケールが違った反戦ソング「We Want Peace」を書き上げた。この曲はイラクのポップスターKadim Al Shahir、パレスチナ人のストリングス奏者Simon Shaheen、そしてレバノン人のパーカッショニストJamey Haddedと共にレコーディングされた。
曲調は「Dig In」を思わせるロック系だが、歌詞は「挑戦してみなきゃ平和は実現しない」などとメッセージ性が強い。こちらはRock the Voteのウェブサイトwww.rockthevote.orgで無料ダウンロードができる。

Lenny Kravitzはこの曲について、「別にイラクでの出来事だけについて歌っているわけじゃないんだ。この世界の住民として、自由と平和を謳歌するのは僕らの役目だと思ってる。」とRock the Voteを通じてコメントした。Rock the Voteで曲を発表したのは、「若者たちの表現の自由を守るという強いスタンスを持っている」からだそうだ。ウェブサイトにアクセスした人には選挙への参加や、抗議運動に参加することなどを促している。

さらにR.E.M.も反戦ソング「The Final Straw」をバンドのウェブサイトwww.remhg.comで発表している。

ほとんどアコースティックなこのナンバーは、「スタジオから直送のラフなミックス」だそうだ。「2つの間違いで正しい答えは見出せない/世界が君らのような人間で満ちているのなら、僕は立ち上がる」という歌詞が印象深い。

ボーカルのMichael Stipeはサイト上で、「これが思いつく限りで最も力強いメッセージだったんだ。」と説明した。
「何かを伝える必要があったんだ。今回関係している全ての人々、兵隊たち、イラク市民、難民、捕虜、兵隊たちの家族、そして罪なき人々が安全でいられるように祈って願っている。」

R.E.M.は23日に、バンクーバーにあるZuluレコード店で予定されていた、ギターのPeter BuckのサイドプロジェクトMinus 5のインストアイベントで「The Final Straw」を披露した。R.E.M.は現在バンクーバーで01年のアルバム『Reveal』に続くスタジオアルバムをレコーディング中で、04年の初めにリリースする予定だ。

反戦ソングを発表する媒体は、インターネットが主流となっている。John MellencampやBeastie Boysはすでにダウンロード可能な反戦ソングを発表している。

その後は元Rage Against the MachineのZach de la RochaとDJ Shadowがwww.marchofdeath.comで「March of Death」を発表。さらにはClashのMick JonesとGeneration XのベースTony Jamesがwww.poptones.co.uk上で「Why Do Men Fight」をリリースしている。

アーティストたちはインターネットで曲を提供することによって、反戦ソングをローテーションに加えることを躊躇しているラジオ局を通り越して、直接リスナーに届けることができる。前回の湾岸戦争をテーマにしたSystem of a Downの曲「Boom!」は、その典型的な例だ。

曲が聴かれているか否かは別として、自己主張をするのはアーティストとしての義務だと感じている人も多い。
「自分達の思っていることを伝える機会があるのならば、それに耳を傾ける人が少なかったとしてもやるべきことだと思った。」とBeastie BoysのMCAは語っている。

System of a DownのシンガーSerj Tankianも同じ意見で、歌は戦争に対する人の意識を変える力を持っていると付け加えた。
「心から何かを感じた時にしか、人生を変えるような決断は下せない。頭でわかっていても何も変わらない。頭だけで思い込むことは簡単なんだ。でも心で何かを感じたときは、それから逃れることはできない。そこまで強く心にひっかかることがあれば、その気持ちに正直に動かなければいけないと感じるはず。」

Corey Moss, with additional reporting by Conor Bezane and Gideon Yago, MTV News
ジェイ・Zが遂に反戦ラップを発表
Jay-Z(写真)が米軍を中心にした多国籍軍とイラクの戦争について、ようやく沈黙を破った。ヨーロッパのアーティストPanjabi MCのヒット曲「Beware of the Boys」のリミックスで、ブルックリン出身のJay-Zは雄弁に反戦メッセージを語った。
Jay-Zはこのトラックで、テレビ番組「ナイトライダー」のテーマ曲をバックに「オレらは故郷で反抗してる/イラクをそっとしといてやれと叫んでる」とリリックを放っている。
戦場でたたかう兵隊たち/無事帰還してくれ/戦争に勝てるのは愛だけなんだ/そのことをいつ学ぶんだ?

Jay-ZはRussell Simmons、Outkast、Zap Mama、R.E.M.、Sheryl Crowなどのアーティストと共に、Musicians United to Win Without War(戦争なしで勝つために集まったミュージシャンたち)に参加表明しているが、多くを語らないままでいた。

オリジナル盤、そしてJay-Zリミックスの「Beware of the Boys」は、4月15日に全米で発売となる。その1週間前にはJay-Zのアルバム『The Blueprint 2.1』が発売され、夏まで続く怒涛のRoc-a-Fellaリリースラッシュの先陣を切る。

The DiplomatsのJulez Santanaが来月ファーストソロアルバムをリリース、一方Memphis Bleekは6月に発売するアルバム『M.A.D.E.』からのファーストシングル「Everything's a Go」をリリースしたばかり。Beanie Sigelの『The Becoming』の発売、そしてM.O.Pのタイトル未定の次回プロジェクトもリリースされる予定。

自衛官募集に健康状態などの住基情報 防衛庁、多くの自治体に協力要請
 ◇健康状態など「18歳リスト」
 防衛庁が自衛官などの募集に使うため、満18歳を迎える適齢者の情報を住民基本台帳から抽出して提供するよう、全国各地の自治体に37年間にわたって要請し、多数の自治体が応じていたことが分かった。一部の自治体は、家庭環境が推測される情報を提供。また「健康状態」などプライバシー性の高い「センシティブ情報」の提供を取り決めた例もあった。総務省は「外部への提供は住民基本台帳法上の規定がなく、望ましくない」と指摘。防衛庁は「住基台帳法で閲覧できる範囲は問題ないが、それ以外は是正したい」として、実態調査に乗り出している。

 国会で審議中の「行政機関等個人情報保護法案」でも、こうした行政側の不透明な情報収集やセンシティブ情報の収集を禁止する規定はなく、論議を呼びそうだ。

 防衛庁は66年5月、都道府県を通じて各市町村に、自衛官募集の適齢者の情報を各地の自衛隊地方連絡部に提供するよう要請した。多数の市町村が、住民基本台帳から適齢者を抽出し、住所や生年月日、性別などを提供している。提供を受けた防衛庁側は適齢者に募集案内のダイレクトメールを送付している。一部の自治体は「住基台帳法上、認められない」と断った。

 昨年5月に防衛庁が関東近郊11都県との会議で配布した資料では、この地域の01年度の市町村別提供率は約6割。都県別で高いのは▽長野100%▽山梨94%▽群馬84%――の順。低いのは▽神奈川0%▽東京3%▽埼玉18%――だった。

 また、石川県と自衛隊石川地方連絡部は00年11月に「自衛官募集事務の手引」を作成。市町村の適齢者情報の提供内容に「世帯主の氏名と本人の続き柄、職業、健康状態、技術免許など募集上参考となる事項で判明しているものを含む」と取り決めていた。同県七尾市が昨年10月に提供した一覧表では「保護者」欄の性別や空白で、両親の離婚や別居などの家庭環境が推測できる内容になっていた。

 防衛庁人事教育局は「通常は住基台帳法11条に基づき氏名、生年月日、住所、性別の4情報を閲覧しているが、市町村によっては要請に応じて情報を提供してくれる場合があり、同法の範囲内と考えている」と説明。4情報以外については「昨年6月の全国地連部長会議で『受け取るのは4情報だけ』と口頭で指示した。しかし、その後の調査で、世帯主などの情報提供を受けているケースもあるようだ。健康情報を受け取る記載もあったが、今は受けていない。早く是正しないといけないという認識はあり、通達も検討している」と話している。【大治朋子】

 ◇法の趣旨に反する−−個人情報保護法や住基台帳法に詳しい堀部政男・中央大教授の話

 市町村の職員は国に身内意識があり、安易に個人情報を提供しがちだ。住基台帳法は「提供」を認めておらず、法の趣旨に反する。4情報以外の収集も、電算処理された情報であれば、行政機関個人情報保護法4条の規定に抵触する恐れがある。8月には住基ネットも本格稼働し、こうした問題がなし崩しにされれば、国民の不信感は高まる。

自衛隊に名簿提供 「家庭環境までも…」父母ら憤りの声−−自治体「要請断れない」
 「プライバシーまで漏らしていたなんて許せない」。自衛官募集のための適齢者名簿提供に、父母から憤りの声が上がった。自衛隊側の強引ともいえる協力要請には、一部自治体から反発の声も出ている。【大治朋子】

 ◆「住所」欄に親類宅
 石川県七尾市が昨年10月に防衛庁側に提供した適齢者名簿で、県立高校3年生(18)の「保護者」欄は空白、「住所」欄には、親類宅が記載されていた。

 母親は「一時期、事情があって息子の住民票を親類の家に置いていた。家庭環境まで推測できる名簿を市役所が自衛隊に渡していたなんてショック。名簿は売られてしまうかもしれない。許されないと思う」と話した。

 ◆情報削除し公開
 石川県と自衛隊の石川地方連絡部(地連)が00年11月に作成した「自衛官募集事務の手引」。県が16日、毎日新聞に公開した手引のコピーは「適齢者の健康状態などを提供する」という内容の3行が削除されていた。

 県総務部地方課は「手引は地連が独自に作ったも同然で、公開については県だけで判断できない。地連は『この部分を削除したコピーなら(マスコミに)渡していい』と言った」と説明。地連は県に対して、削除の理由を「昔作った手引で、現在やっていないことが書かれているため」と話したという。

 しかし、健康情報の提供を疑わせる事象もある。七尾市によると、自衛隊は今春の高校卒業予定者の大半に募集の案内を発送したという。しかし、複数の障害者の卒業生の父母は「案内は来なかった」と証言した。

 ◆自治体も反発
 昨年5月の防衛庁と関東近郊11都県の募集担当者の会議。席上、「市町村における活動状況」という防衛庁作成の資料が配布された。都県別に市町村の適齢者名簿提供率の一覧表が記されていた。会議に参加した自治体職員は「『低い自治体は非協力的だ』と言われているように感じた」と反発した。

 また、昨年6月の北陸東海地区6県との会議は「募集防災会議」として開かれた。自治体幹部は「防災対策ではどうしても自衛隊にお世話になる。募集の会議を一緒にやられると協力要請は断りづらい」と話した。

 石川県七塚町の担当者は「個人情報を記載した一覧表を想像し、自分がそう(記載)されたら、と考えて断った」と語った。
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 ■解説
 ◇個人情報収集官の規制必要
 自衛官募集の適齢者情報収集は、国会で審議している行政機関等個人情報保護法案の問題点を改めて浮かび上がらせた。

 自衛隊の各地方連絡部(地連)は、市町村提供の適齢者名簿をパソコンに入力、管理しており、現行の「行政機関の保有する電算機処理にかかる個人情報保護法」の対象となる。4条の「個人情報ファイルの保有制限」は、行政機関が個人情報の電子データを保有する場合、必要な範囲に限るよう定めている。しかし、各地連は世帯主の情報なども集めており、同条違反の疑いがある。

 また防衛庁は、住基台帳で閲覧できる氏名など4情報の提供自体は問題ないとした。しかし、総務省市町村課は「閲覧以外で不特定多数の情報を外部提供することは住基台帳法に規定がない。住基台帳の適正管理を定めた3条や36条2に照らしても望ましくない」と述べている。

 審議中の行政機関等個人情報保護法案には、こうした個人情報をめぐる「適正収集」の規定が盛り込まれていない。民間対象の保護法案には「不正の手段により個人情報を取得してはならない」との規定が盛り込まれており、「官に甘く民に厳しい」との批判が強い。

 一方、病歴や犯歴、思想信条など、保護の必要性が高いセンシティブ情報の収集禁止規定は現行法になく、法案にも盛り込まれなかった。改めて議論されるべきだろう。

 このほか、住民基本台帳ネットワークシステムのあり方にも一石を投じることになりそうだ。住基ネットでは、行政側は極めて効率的な個人情報の収集が可能。利用できる事務は法律で定められているが、昨年12月にはパスポートの取得や公的年金の受給などの利用拡大が決まった。8月の本格稼働を前に、なし崩し的な利用拡大への歯止め策が必要だ。【大治朋子、臺宏士】
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 ◇01年度の関東近郊11都県の
名簿提供状況=防衛庁資料から

 都県  市区町村数 うち名簿提供数
 茨城     84      48
 栃木     49      37
 群馬     70      59
 埼玉     90      16
 千葉     80      26
 東京     62       2
 神奈川    37       0
 新潟    111      92
 山梨     64      60
 長野    120     120
 静岡     74      49
  計    841     509

 (2003年4月22日毎日新聞朝刊から)
 市町村の3割が住基で名簿作成 防衛庁の自衛官募集
 防衛庁の自衛官募集などに使う適齢者名簿を各地の自治体が住民基本台帳から抽出して提供している問題で、防衛庁は22日、全国の市町村のうち約3割が名簿を作成していることを明らかにした。防衛庁はその大半の提供を受けているとみられる。

 住基台帳法で閲覧が認められている4情報(氏名、住所、生年月日、性別)以外の個人情報が、既に明らかになっている石川県七尾市以外からも提供されていることを認めたが、自治体名は「実態を調査中」として明らかにしなかった。

 また防衛庁の石破茂長官は閣議後の会見で「住民基本台帳法で氏名、性別、生年月日、住所の四つは誰でも閲覧でき、法に反してはいない」としたうえで、「石川県で保護者の氏名を入手したと思うが、四つ以外は保護者の氏名といっても入手していいものではない。まして、健康状態を入手することはあってはならない」と述べ、適齢者情報の収集で一部問題があったとの認識を示した。

 一方、片山虎之助総務相は22日、閣議後の会見で、「(防衛庁側の)求め方、(自治体側の)応じ方が適当かどうかを調べる必要がある」と述べ、収集状況を中心に実態調査に乗り出す考えを明らかにした。

 片山総務相は、防衛庁や地方自治体が住民基本台帳法などに違反するかどうかについて、「法律違反の問題はない」との認識を示した。その理由は(1)防衛庁は法律に基づき、自治体に自衛官の募集の協力を求められる(2)地方自治体は必要があれば、行政機関に対して、住民票の写しを提供できる――ことを挙げた。

 また、福田康夫官房長官は同日の会見で、「自衛官募集では、自衛隊法の規定で地方自治体が事務の一部を行うことになっている。そのために必要な資料として各自治体が適齢者名簿を作成し、自衛隊がその提供を受けていたということはある」と説明した。一部自治体が家庭環境が推測される情報や健康状態などプライバシー性の高い情報も提供していたとの指摘には「一体どういう事実があったのか調査中だ。調査に基づいて適切なる処置をしなければならない」と述べ、実態を把握したうえで対応していく考えを示した。

 この問題に絡み、国会で審議中の行政機関等個人情報保護法案に、行政機関に適正な方法による取得を定めた規定がないことが今後、修正論議の論点の一つとなりそうだ。 [毎日新聞4月22日]

「人文字」で工事中止訴える/泡瀬干潟を守る人の輪行動

 【沖縄】沖縄市泡瀬干潟の工事即時中止とラムサールへの条約登録を求める、SEA泡瀬干潟を守る人の輪行動(同実行委員会主催)が20日、同干潟で行われ、泡瀬県民集会が実施された。「干潟を守る日2003」の一環として行われた。既に仮設橋工事が実施されている干潟を見ながら、親子連れなどの参加者は「人文字」をつくり、赤いリボンを傘に結んで海を守る気持ちを新たにした。干潟を守る日2003宣言も採択され、湿地環境の保全、再生が人間生活になくてはならないことが訴えられた。

 漆谷克秀実行委員長は「海は生きている。守ろうという気持ちを訴える場を何度もつくり、声を広げていきたい」とあいさつ。泡瀬干潟を守る連絡会の内間秀太郎共同代表は「海を守るべきかどうかは自分が体験してみて分かる。皆さんの決意を横につないで進まなければいけない」とした。

 リポート作成のため、同集会の各世代参加者の声を集めていた、沖縄国際大学総合文化学部1年の成田淑(きよ)子さん(19)ら5人は、「皆が反対しているし、美しい海がないと観光産業は成立しない」「次世代に残したいというお年寄りの考えが多かったが、若い人の参加が少ない」と話した。
写真説明:干潟を守り、次世代に伝えるため工事中止を訴えた、SEA泡瀬干潟を守る県民集会=沖縄市の泡瀬干潟

イラクの子救おう/中部の中高生が募金活動

 【北谷】「イラクの子供たちを救おう」―。子供が笑って暮らせるような未来を考えて活動している「笑(わら)ばあ会」のメンバーが20日、北谷町美浜の市民の広場でイラク戦争で犠牲になった子供たちのために募金活動を実施した。具志川東中学校と与勝高校の生徒ら約30人が参加。詩の朗読やダンスなどのストリートパフォーマンスを通して平和を訴え、道行く人たちにカンパを呼び掛けた。

 募金活動に取り組んだ緑間優さん(具志川東中3年)は「イラクで亡くなった人の中には同じ年代の子供もいると思う。少しでもお金を集めて多くの人が助かってほしい」と参加した動機を説明。

 また、大川ひろみさん(同)は「アフガニスタン戦争のときは、もどかしい気持ちでテレビを見ていたが声を上げることができなかった。戦争は何も残らない。人が亡くなるだけだ。今回は少しでも活動でき、大きな成長になると思う」と話し、平和の大切さを訴えた。
 先月、ニューヨークで平和の大切さを訴えてきた与勝高校のメンバーらは棒術や詩の朗読を披露。具志川東中の生徒らもダンスで平和を訴え、「イラクの子供たちのためにカンパを」と募金を呼び掛けた。
写真説明:ダンスなどのストリートパフォーマンスで平和の大切さを訴え、カンパを呼び掛けた「笑ばあ会」のメンバーら=20日午後、北谷町美浜の市民の広場

4月20 日「つぶせ!予防拘禁法案全国集会決議文」
4.20全国集会決議文

私達「つぶせ!予防拘禁法4.20全国集会」参加者一同は、一部修正され衆議院を通過し、現在参議院で審議されようとしてい
る「心神喪失等の状態で重大な他害行為をおこなった者の医療及び観察等に関する法案」を即座に廃案することを強く求めま
す。

 この法案は、「対象行為を行うおそれ」を要件として強制入院ないし通院させられ、「同様な行為を再び行うおそれ」がないことが証明されない限り、強制医療をうけさせられるという内容です。

 しかし、「再犯予測」を、科学的な根拠にもとづいて行うことは不可能であると専門家は主張しています。これは将来起こ
るかもしれないことを要件としており、明らかに「予防拘禁法」であり「保安処分」そのものです。また、「おそれがない」
ことを証明することは不可能であり、期限がさだまっていない「不定期拘禁」になる可能性が高いのです。

 さらに、事実を明らかにする手続きもきわめてずさんであり、被疑者の権利保障がほとんど無いに等しいため、冤罪の温床になる危険性がきわめて高いのです。修正案は、こうした反対の意見を受けて出されたようですが、これらの問題の解決にまったくなっていないばかりか、新たな矛盾や問題点を生む結果となっています。

 今法案が適用され拘禁されることになる人を『自由の制限を含む人権上の問題があるが故に裁判官を入れて慎重に選別をする』ということからは、これがいわゆる不利益処分であることは明白です。にも拘わらず、無罪とされた人が対象となるのは、憲法の二重処罰の禁止に完全に違反しています。

 また、限定責任能力の人が、刑事施設に行かないことにより、病院というよりは、実質的には刑事施設と言わざるを得ません。にも拘わらず、何故、精神障害者には、罪刑法定主義が適用されないのでしょう。何故、事件を起こした精神障害者の責任をとる権利を国に取り上げられなければならないのでしょう。

 こうした内容は通常一般には認められないにもかかわらず、精神障害者に限って認めようとしているのは、「精神障害者は危険である」という偏見を国自身がもっていることを証明しています。本来、国がこうした差別や偏見を積極的に解消することが強く求められているにもかかわらず、逆に精神障害者を差別する側に立つことは絶対に許されません。

 長年精神医療は、特例措置で医療スタッフを他科と比べ著しく低く抑えられ、診療報酬の額も同様に抑えらてつづけきました。従って、医療内容も貧困であり精神病院の不祥事は現在も後を絶たない状況です。こうした中、精神障害者は、長期在院を国や社会に強いられ、地域で生活している者は、社会や住民の偏見や差別と闘いながら生活しているのが現状なのです。国が今なすべきことは、今までの政策の過ちをまずは真摯に反省し精神障害者に謝罪することです。そして今回の法案は、内容的にあまりにも問題が多く、ただちに廃案とするべきです。

 我々はすべての精神障害者やあらゆる障害者・市民・労働者、そして21世紀の精神医療、福祉を担おうと志している多くの若い人々と共に、廃案まで、最後までくじけずに闘いぬく覚悟です。

 いま国が責任を持っておこなわなくてはならないことは、このような法案を作ることではなく、精神障害者が、地域のなかで、自立して生活することを可能にする政策を行うことではないでしょうか。


 私たちは、一人の人間として誇りを持って、この法案に立ち向かいます。絶対にこの法案を成立させません。
 
                         以上。

     2003年4月20日 
    「つぶせ!予防拘禁法4.20全国集会」参加者一同
2003-04-25 15:00  アートでアメリカ大使館を囲もう!! (東京)
私達は、アメリカのイラクへの武力攻撃に反対しているアーティストです。
世界の多くの人々が反戦デモを行っている中、それでもブッシュ大統領は戦争を続行しています。
そこで、私達は、絵画や写真、オブジェ、書、ダンス等あらゆるパフォーマンスでアメリカ大使館を取り囲むという反戦運動を考えました。
プロ・アマ、老若男女問わず大歓迎です。
反戦・平和をモチーフにした作品を持って集まりましょう!!
また、このイベントは、インターネットで世界の人々に呼びかけて、世界中のアメリカ大使館前で同時に行う予定です。
日時:4月25日(金)15:00(雨天決行)
場所:アメリカ大使館前
持ち物:作品(できれば大きなもの)
連絡先:増山麗奈(画家)
peaceart425@lycos.jp
毎週土曜日に新宿西口地下広場で自分たちの反戦の思いを意思表示 (東京)
2月1日の土曜日から毎週土曜日に新宿西口地下広場で自分たちの反戦の思いを意思表示しプラカードを持って立っています。
「殺すな」の文字に人びとの目は留まります。
「あいつら、なんだ」という見る目ではなく、心の中にある思いと一緒に見ている目です。
私たちは、一人一人が自分の反戦の意思をA4の紙でもいい「戦争はいやだ」「戦争反対」と書き、胸のポケットにカバンの中に常に入れて機会があれば一緒に訴ええるそんな運動を広げたいと思います。
新宿西口地下広場が人びとの思いでいっぱいになることを願って新しい運動の力が生まれるように人びとの出会いの場にしていきます。
毎週土曜日・(午後6時〜7時)です。
皆さん、一緒に反戦の意思表示をしましょう。
連絡先
anneh@jca.apc.org(細井明美)
seiko@pn.catv.ne.jp(大木晴子)
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